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12年のアルツ観察記録:母は自宅で逝きました(085):2017年8月

発病から8年7ヶ月/死まで4年5ヶ月

8/6
 また砂糖壺スプーンに混ぜるのに使ったような固着。
 砂糖の減りは多く、マーガリンの減りは少ない。
 洗濯物がそこそこあり、明日以降天候悪化必至なので洗濯をしてもらう。今日とて悪化リスクがあるので、すぐ取り込めるようにリング・ハンガーを主体とするが、2階からハンガーを持ってくるように頼むと、「自分でやるからほっとけ」モード。忘れて放置されて干すタイミングを逸することが過去になんどもあった旨伝えると「バカにしている」モード。それでいながら2階から持って来てくれないので見にいくと、冷房もつけずに寝ている。突っ込むと「バカだから」と開き直りモード。結局今日も一人で干すことに。
 それ以降、ずっと寝室。上記で退出するとき冷房をつけたが消されていた。

8/13
 美容院へ。母は、行くまでは何度も行くこと自体を忘れていたが、出た瞬間から着くまでは憶えていた。
 会社近くに特攻兵器の訓練場があったという話をすると「訓練見てたの?」と聞かれる。仮に見て憶えている人がいたとしても、母の世代以上と思うのだが。

8/19
 過去に母から聞かされた父方祖母に関する話について聞いてみるが憶えていない。長期記憶もかなりやられた。
 
8/26
 木曜昼にエアコン・扇風機なしの締切り状態とのヘルパー報告。昼食済みかどうかもわからなかったらしい。
 気づいたのは2~3週間前だが、以前100円ショップで買った縫い針が空でケースだけある。もともとある針山に大挙して移動しているわけでないので少し怖い。
 こう言う(やると)次にこうなって、その次はこうで、過去にこうなっていて、、、的なことをあまりに流暢で感情をこめることもなく(言い慣れているので:考え慣れているので)言うと、「ずいぶん冷たいねー」と初めてのごとく言われる。
 
8/27
 ヘルパーのKさんが「子供さんがぜんぜん寄り付かないようなケースは多いです。それに比べて毎週来てくれるのはとても優しいです」と本人以外の多くが言ってくれる正論を語ってくれる。
 タクシーで外食先へ。配車センターがなかなか通じなかったが、想定した駅に入るところの渋滞がなかったため、予定より23分早く着。待ち合わせ相手が遅れている前提の話が始まる。早く着きすぎた理由を10回ほど説明することになり、こちらも疲れてくると「こういうとこ来ない、これから断って」とか言う。「自分で言いなさい」などと返して紛糾。宴席中はおりこうモード。
 
8/30
デイサービスの9/9の温泉旅行に空きが出たとのことで行くことに。

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