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12年のアルツ観察記録:母は自宅で逝きました(134):2021年9月

発病から12年8ヶ月/死まで0年4ヶ月

9/1
 昨夜は一応下はパジャマに着替えて寝ている。どのような体制で寝たかなどは不明だが、照明は消している。
 5AM台後半に「痛い!」ほか少し物音がするので行く。ベッドの下端まで来ていて立ち上がれない状況。トイレに行きたいというので、また痛がったが起こして連れて行き帰り。戻ってからRP履き替え。
 8時前に起こしに行くと布団の中。また一瞬痛がるが抱き起し。本人が「本当に一瞬だ」とか言う。少しスムーズだが、改善なのかこちらのスキルが上がったのか判断不能。
 着替えが遅いので見に行くと、RP(リハビリパンツ)を左足に通すのに難儀。みると重ね履きしようとしているように見えたので止める。「寒いから」ということらしい。
 食事は今日は普通の量。
 ヘルパーはNさん。
 トイレにサポートしてもらって行く。朝一のときよりしっかり歩く。他人だからがんばったのか、改善があるのか、両方か。
在宅部Kさんと相談。訪問看護の開始と一階にベッドを設置することについて。
 ようやく私も退出する。
 次について、「本日水曜で、またすぐ土曜来るのかよ」という気分より、「土曜まで呼ばれないといいな」という気分。
 
9/2
   ヘルパーのIさんよりメイル。インスタントコーヒーの入れ方が解らなくなっている様子とのこと。飲食物を自分で出してきて用意するという動作が劣化した気はする。
 
9/4
 15:45着。
 テーブルに朝食放置。
 残金潤沢。
 洗濯物部屋干し。随分多い。特にズボン。
 少しの緊張感を持って起こしに行く。
 「引っ張って」と言うので、火水の悪い事態を覚悟して手を引っ張るが、全然OK。階段を下りるのも大丈夫。
 お茶では、結構感謝の言葉が多いので、その意味では元気が足りないかもと思ったりもする。
 親族一同のごっちゃモード。「子供何人いるんだっけ?」と言った後に伯父、伯母の名前が出てきたりする。
 私が食器下げや洗い物もしていたせいかヘルパーさんと誤認したのか、「あと何軒行くの?」とか言う。
 17時台はうとうと。
  爪切り。いつものように床に座っても大丈夫と思ったが、念のため椅子でやる。
 食事量/食べ方共正常。

9/5
 3AM過ぎに自分がトイレに行った帰りに見ると、珍しく寝室のドアが開いていていびきが聞こえる。いびきの元の位置が変だと思い見ると、普段と垂直向きに寝ている。正しい位置に戻れないか聞くが「起きなきゃダメ?」と言う。落下など危険な感じは無かったのでまあよしとする。
 その後「痛い!」という声が続く。喉にしては変だと思い、行くと、体の右側を下にして、左足全体の痛みを訴える。いつものちょっと触っただけで、、の状態。「上体を起こせば痛み止めが飲めるよ」と言いながら30分くらいかけ、足を組み替え直して何とか起こす。マルイシを一階に取りに行くが、何と上でトイレの気配があり驚く。とても歩けるように見えなかったので。一度上体さえ起こせば起動できるらしい。マルイシを飲ませて寝かす。ほぼおとなしくなる。
 その後1時間後あたりでまたトイレに行く。戻りが遅いと思い、見に行くがまあ通常。但し、喉が痛いと言う。
 結局3:15~5:45くらい眠れず。仮にフル同居でこれが続いたら辛かろう。
 ヘルパーはIさん。
 ショートステイを勧められる。人目があること、外に慣れることができるなどの利点。
 介護ベッド関連の議論をするなら段差解消も一緒にやるべき。
 夕食の出し方について議論。ワンプレートが混乱が無いのでは、、という結論。
 「とにかく安定期が異例に長かった」という見解。
 母は朝からずっとつらそう。だるいなどでなく、喉の痛みらしい。
 その後も目を閉じていたり突っ伏しが多い。
 それでも、話すモードに入れば普段より明晰なこともあり判断が何かと難しい。
 何度か上がりたがるが、のど飴やどらやきやチョコなどで留め置く。
 買い物から帰ると突っ伏しているものの、いつもは「いらっしゃい」なのに今日は「お帰り」。まあ正解。
 その後はテレビでパラリンピック。13時台は鑑定団を結構アクティブに見る。
 昼食についても、量/食べ方/会話、問題無し。 
 本当に痛みの発作さえなければ問題なしという感じ。発作は都度ある程度自然に収まっているのかもと思うが、そのタイミングに居合わせるとしんどい。

9/11
   端的に言えば極めて快調(寝る前は少しパワーダウン)。8/29から数日は無かった如し。
 14:45着。
 テーブルに朝食放置。
 残金潤沢。
 洗濯物部屋干し。少な目。
 15時に起こすと飛び起きる勢いなので、二週間弱前との落差に驚愕。歩行も結構良好。下記来客の退出時も見送ろうとする。
 介護ベッド、玄関段差解消及び手すり、車椅子関係打ち合わせ。
 ケアマネのMさんと介護ショップのTさん。
 母は無闇に元気ぶりをアピール。いつもの同じことの繰り返しでハイだが、今回の計画の邪魔はしなかったのは助かった。
 介護ベッド、段差解消、車椅子につき議論。一式につき、在庫状況を見て、納品は9/15に可能な方向という話だったが、説明を含めて一週間後の土曜の9/18としてもらう。
 夕食は量も食べ方もOK 。大きめの鰻重の2/3とトースト半分。
 寝る前に少し首の痛み。軽くマッサージ。
 「明日何時に起きるの?」と6回聞く。

9/12
   総合的に8/21以前的。
 一時あまり減らなかった砂糖が順調に減っている。極端で無ければQOL 重視でうるさく言わないことにする。
 買い物から帰ったタイミングの突っ伏しから起きる折に、少し首の痛み。とりあえず上体を起こした介護ベッドが置かれるだけでも、膝を折ったまま寝るとか突っ伏しがなくなり、痛みの根源が無くなっていくことを期待。
 食事は量、食べ方共に問題なし。
 一階トイレに汚れ。

9/18
 14:30着。
 テーブルに朝食放置。
 残金僅少。まあ、活動できていると考えることにする。
 洗濯物部屋干し。
 訪問看護の連絡帳が設置されていたので、挨拶を書く。
 他、連絡帳や日誌に深刻な記載は無し。
 15時過ぎに呼ぶとスムーズに降りる。
 トイレの水が止まらないとか言うことが増えた。事実ではない。
 16時に介護ベッド、段差解消ステップ、車椅子納品。
 介護ベッドについては、「何のため?自分は上で寝る」というコメントは思ったほどは多くない。
 車椅子が来たので美容院を予約。車椅子なので、場合によって天候によるキャンセルを事前了承していただく。
 こちらが風呂に入っていると、何か調子良く電話で話している声が聞こえたので、危険と思い一度出る。Lと言うリサイクル屋。二度とかけるなと当然言うが、母は失礼でないかと心配する。誰でも歓迎するほうがずっと心配だが。
 せっかくのベッドは使わずテーブルに突っ伏す。やれやれ。
 介護ベッドの出番は無いと思っている矢先に、寝る前の歯磨き~トイレで歩行トラブル。物につかまってようやく歩ける状態で、喉と腰が痛いと言う。とても上に上がれる感じではない。とりあえずトイレの後に介護ベッドで一瞬座って休む。マルイシ投与。次の瞬間には「やっぱり上」という感じだったので同行す。まあ上がれる。10分未満のことであったが、だんだん改善していったので、同じ体勢で動かなかったことが問題かも。
 
9/19
 夜中、明け方、まあ平穏。
 移動に苦労している感じは無い。
 ヘルパーはIさん。
 段差解消ステップを高評価。
 介護ベッド関連議論。とりあえずは休み場所にしてもらうが、下で寝るようになった場合の照明管理が難しい件。リビングの照明はリモコンで常夜灯に出来るが、多分使いこなせない。個人的にはどこか下のほうにオフ出来ない小さな照明を置くアイディア。ある程度一階の使用が定着したら再度考えることで合意。
 美容院へ。車椅子にシートベルトが無いので、つんのめりが恐く緊張する。
 美容院に迎えに。「歩いて来た」と言っていたらしい。
 テーブルにつくとき、自分の席を聞くケースが増えた。
 食事は量も食べ方も正常。

9/25
 15:25着。
 テーブルに朝食放置。とここまでは今まで通りだが、ベッドに居てすぐ起きる。視界に食事があって、そこそこ元気でも食べない不思議さ。時間の見当識が無く、いつ食べるべきものという感覚が無いと思われ。
 残金僅少。
 洗濯物部屋干し。
 おやつに買って行った安ショートケーキを非常に高く評価する。
 諸報告。
9/20夕 ベッドとステップの質問多し
9/21朝 首の痛み訴え
9/21AM 左足の痛み訴え
9/22朝 しっかり歩行
9/22昼 歩行安定
9/22夕 痛み訴え←場所の記載無し
9/25朝 上体起き上がりスムーズ
 仏壇のお茶が二割位まで蒸発して真っ黒に。水も2cm位減っている。
 タオル置き場が洗面所から、冷蔵庫前に変わり、どこにもなくなった。当人に探させると、スプーンのあたりの下の引き出しのおたまなどのある上に詰め込まれている。オリジナルの場所に戻す。いろいろ探し歩く中で、RP(リハビリパンツ)がいろいろなところにあることに気づく。 
 爪切り。
 夕食のときに、バカにしてる系でなく、迷惑をかけていたら言って系になり、少しはまともになったと思ったが、寝る前には以前の強気に戻り、「ちゃんとやっているのに理解されない」被害者意識炸裂。発端は当方が台所仕事をしているのを見て、「本来女の仕事なのに」とか言うので、「今時そんなことを言ったら袋叩き」と返す。「台所仕事は女の仕事」という主張が理解されるべきというらしい。
 
9/26
 昨夜、上がった後のドア開閉音頻繁。
 その後はまあ平穏。トイレ前後の独話は多い。誰かに「おやすみなさい」と言う。
 起床を酷く嫌がることは無いが、時間がさらにかかるようになってきたかも。
 ヘルパーはIさん。
 ステップは関係者に好評とのこと。
 玄関マットに滑り止めを入れていただいた件。事後に確認。
 在宅看護が火曜に入るようになって以降、薬セットはこのタイミングでやってもらっているとのこと(今までは日曜日朝)。

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