12年のアルツ観察記録:母は自宅で逝きました(125):2020年12月
発病から11年11ヶ月/死まで1年1ヶ月
12/5
15:35着。
テーブルに玄関の時計。
電源は入ってなかったが、リビングのエアコンが30℃設定。
16時台のお茶時に荒れる。「バカにする」、「死んだほうが」、「他にも来てくれる人が」系。
12/6
ヘルパーはIさん。
12/8は、朝と専門医受診同行の両方をIさんが行う「ツイン介護」にするとのこと。これは最近、起こすことが大変になってきていることによるもの。Iさんとしても先生のアドバイスがほしいとのこと。
美容院へ。何かせかせかした歩き方で、早いうちから疲れを訴える。到着したところで転びそうになるというありがちなパターン。ドアなど可動物に手をつくのは止めてほしい。お迎え時は、往きよりは安定的。
12/8
Iさんから専門医受診同行の報告。
〇報告/質疑
・最近、特にデイサービスのない日は離床せず服薬や水分補給にも大変な強い拒否
・その状態の時には目つきもきつくなり形相が変化してしまう
上につき対応方法は?
先生からは下記提案
・色々と試して下さい
・本人の興味があることなどで意識を変える
・医院内のデイへの参加してみては
12/12
14:40着。
またも茶財布と保険証が入った袋紛失の非常事態。
探索難航。諦めて保険証再発行、別財布の用意を考え始める。
寝室にある可能性が高いと考えベッドの上を総ざらいしたところ、まさかの枕下で発見。80分以上を費やす。
財布はまだしも保険証管理に課題がありそうなので、関係者で議論することにする。薬置き場付近を想定。
件の財布の残金僅少。
またテーブルに玄関時計がテーブルに置かれている。
16:30過ぎに一人で墓掃除と花置きに行く。母と一緒に行ったときにこれをやる間待たせると疲れが見られるため。明日、布施と線香のために再訪する。
19:23頃に叔母から電話。母は、相手が誰かわからなくなったまま話を続ける。かつて「あんた」だったはずの二人称が「お宅」となっている。後から「誰だったの?」とか聞かれる。
12/13
8AM前に起こすと「こんな時間!」とか言ってすんなり起きる。暖房をつけて布団をしっかり被っていたので発汗の恐れ。
インスタントコーヒーが急激に減った気がする。
ヘルパーはNさん。
仏間で明日のデイの準備をしていたら、母が来て「いつもお世話になっているから」と茶財布から一万渡そうとしたので、当然断ったとのこと。やっぱりこのようなことが起きていたか、、という感じ。受け取ったヘルパーさんがいると思いたくないが、このような流出形態はあるのであろう。
墓参り。ふらついて前のめり。往路半分位で疲れを見せる。帰りは少し改善。
12/19
ケーキを準備している最中に「うちクリスマスやらない」とか言う。
最近の袋紛失を受けて、保険証、介護保険被保険者証、診察券、おくすり手帖をまとめて、スマートタグをつけて、キッチンの薬付近へ。その旨を関係者通達。旧保険証はダミーとして元の場所に。スマートタグは、仮に持ち出されてどこかに置かれたときに、ケータイからアラームを鳴らして探索を助けるもの。
12/20
かなりハズレのリンゴを美味しいと言う。
午前は駅伝を見ている。こういう番組をやっているこちらは楽。
スマートタグを鍵にも付けるか考え中。置き忘れ事件のような事態において非常に有用だが、鍵に混ざると少しサイズ的に大きいかもとも思う。
12/26
先日と同じスマートタグを鍵につける。微妙に邪魔ではある。
鏡台のジュエリーケースが床にあり、電話子機のコンセントが「抜くな」札を無視して抜かれていた。
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