12年のアルツ観察記録:母は自宅で逝きました(135):2021年10月
発病から12年9ヶ月/死まで0年3ヶ月
10/2
15:30着。
少なくとも朝食は食べた状態で突っ伏し。
洗濯物は干してある。
残金僅少。
上記のようにまあ通常と思ったが、言うことが変。生死に関わらず、親兄弟姉妹に会ったというような話を繰り返す。8/30の夕~夜の意識障害の再発を心配するが、飲み食いの手際が大丈夫であることや、自分でもおかしいという意識があることから、所謂夢うつつ的なものと考え、様子見とする。死者と生者の混乱は以前からあったので。
電子(LED)線香がテーブル、電子(LED)ロウソク紛失。当人に探してもらうが発見不能。明日まで見つからない場合は予備投入。
夕食前後は普通だったが、残念ながら、当方が風呂から出た後にまた変なことを言う。自分は「明日に家に帰ってから入る」らしい。自分の現在の居場所については、いろいろ変化。8/30と違い、自分がおかしいかもという意識はありそう。
その後、「(現居場所を)自分の家じゃないと思ってた」「今日絶対におかしい」と発言。
寝室に上がる前のトイレから出た後に「お父さんどこ?昨日まで居たんだよ」との発言。同時におかしいという自意識はあり、「どうしちゃんたんだろ」の発言。二階まで付き添うとき、兄、私、私の息子の名前を挙げるので、「私は誰ですか?」と聞くと叔父(本人の弟)の名前を挙げる。とにかく休めと部屋に放り込む。
22時過ぎ上がると独話続く。その後、ガチャガチャするので見ると、書斎に行って、「押し入れが開いている」とか言う。トイレに誘導して、部屋に戻るとその後平穏。
10/3
7時頃にトイレ往復的雑音。何をしているかよくわからん。
起床はまあスムーズ。
クリープ詰め替えを最近買ったはずだが無い。買い直す。
昨日の死者との交流や、ここじゃない家に行く話については、「何それ」的な対応。
ヘルパーはIさん。
上記意識障害的なるものは、この季節は他の利用者にも見られるとのこと。
首や足の痛みの訴えはないとこと。
10時のお茶に呼ぶと、朝食に呼んだときのルーチンと同じ動き。顔洗いから始まってしまう。
10/9
14:55着。
ガス点検。作業員との内緒話で、認知症でユーザーインターフェースが変わると困るので、安全に関わらない限り機器交換はしたくない旨を伝える。理解される。実際に交換の必要ないが。
一昨日の地震でガスが止まったところはたくさんあるが、管の割れなどは発生していないとのこと。
残金僅少。
洗濯物部屋干し。
デイ、訪問看護日誌、ヘルパー日誌に特記事項なし。
夕食前に、二階雨戸を閉めたか、何かやることないか、で何周もする。
19時過ぎに「何時に起こすか」を何度も聞く。当方が居ることを覚えていなければ、起こすこともままならぬ、、と言うとヘソを曲げる。
その他はまあいいほうか。
10/10
昨夜、上に上がって以降のドア開閉などは多めかも。
夜中のトイレも、バタバタ感があったり、長かったり、独話があったりした気がする。
起床はスムーズ。
ヘルパーはIさん。
火曜午後に37.4℃。ポカリやアイシングで正常化とのこと。リビングが暑かったせいかも。Yさん対応で退出後にケアマネのMさんが確認したらしい。
10AMのお茶に呼んで、下りた後に顔洗い。朝食と誤認。
11AM過ぎに買い物から帰るとテレビが点いているがテーブルに居ないので、トイレや寝室を探してしまうが、リビングの介護ベッドに居る。「起きようか?」と言うが、必要ないと返し、うるさいのでテレビを消すと本格的睡眠。正しく介護ベッドが使われていてよろしいという思いと、昼からこんなにがっつり寝てしまうことがいいことなのかという思いが拮抗。
天気予報を点けると起きる。
昼食後は駅伝を見る。テーブルで寝たり起きたり。
10/16
15:25着。
テーブルに朝食放置。
残金僅少。あまりに僅少が連続するので、ヘルパーさんにたまに茶財布残額を見てもらえないかをメイルで打診。無くなるタイミングの傾向がわかると何かの手がかりになりうる。
お茶に呼んだときに朝食と誤認して、顔洗いをするとかはないが、上は下着、下はパジャマで下りて来たのでやり直し要請。
マルイシ使用無し。
火木の夕食を食べていないとの報告。水曜の夕食は半分食べて、テーブルに放置との報告。
夕方に二階のシャッターを閉めたかどうかを何度も聞く。「閉めました」メモを書こうとすると怒るが、書いた後も5回行きかけて、見せて止める。
寝る前に喉と頭の痛みの訴え。熱を測りたいと言うので測る。36.6℃。喉についてはいつも以上かも。
「何時に起こすか?」の繰り返し。
10/17
夜中、明け方平穏。
仏壇のお茶にカビが生え、水が乾燥で減っている。多分一週間手付かず。
喉が痛いので寝ていたい、、とのことだったが起こす。
朝だが顔洗いをスキップしてテーブルに来たので、洗面所に行ってもらう。
ヘルパーはIさん。
本年のエアコン点けっ放し終了。
爪切りの話題になり、在宅看護に依頼してはと提案され、なるほどと思い連絡帳に記入。
数日前の靴の買い出しでは、Hさん同行で、母はノリノリで12足試したとのこと。
10時過ぎのお茶で、朝食がまだと思っている。
一般的に適温の緑茶を熱がっている気がする。元々適温以上のお茶をいれる傾向があったのだが。
歯を磨いて寝る的言動。昼とわかると止める。
10/23
15:30着。
突っ伏し。
少なくとも朝食は食べている。
洗濯物は干してある。
残金僅少。あまりに続くので、母の財布を使ってヘルパーさんが買い物するのは止めて、母を経由しない買い物用財布を新設することを考え始める。
在宅看護連絡帳に、「爪切りは無理なく行った、変形についてはヤスリでならすのでいいのでは」との記載。ヤスリはこちらで継続せよということか?
デイの連絡帳に、うとうとしている、疲労感、、といった記載。
マルイシ使用無し。
夕食前に、シャッター閉めに何度も行こうとしたり、夕食の準備をやろうか的行動。すぐ拗れて、他にきょうだいとかいる→誰が生きているか言える?→バカにするな/来なくていい、、展開。
その後トイレに行っている間、風呂栓のチェーンが切れていたので修理。母は自席に戻らず、小生の席に座ろうとする。かつて不調で似たようなことがあったので、まず間違えなく忘れたのだと思うが、「自分の家だから自由」的主張。
何時に起こすか?と何度も聞く。いまだに自分が先に起きることが多いと思っている。事実に反すると指摘すると、バカにしている、呼ばわり。
10/24
1:30AM頃(推定)に壁擦り音で起こされる。いつまでも出口が見つからないようで、さらに物が落ちる音が相次ぐので仕方なく出向く。鏡台左に居て、時計2つとスタンド他が床にある。時計の一つは電池蓋が吹っ飛び、電池が出ている。時刻を見ると落ちてから10分経過。
片付け始めるので「トイレに行くんじゃないの?」と聞くと「何しようとしたかわかんない」と言う。トイレに行かせて、片付ける。
壁擦りはたまにあるが、常態化してはいないので、情報共有して対策模索は困難と思われ。一階で夜寝るのと同じで、本人がオフ出来ない足元灯を考えねばならない。
喉の痛みを訴えたが、スムーズに起きる。
昼前から突っ伏し。0:09に起きたので昼食。
10/27
ヘルパー買い物用財布の設置が了承され、11月から運用することにする。母が使い慣れているものは今まで通りに持ち歩いてもらうことにする。今まで財布紛失に備えて用意していた一万円のプール金は廃止する。
10/30
15:25着。
テーブルに朝食放置。
洗濯物部屋干しす。
報告など。
・木曜日朝に首の痛み。
・昨晩夕食抜き。
・マルイシ使用無し。
寝室ドア上部に非常口用の蓄光出口シールを貼る。正しいポジションからは死角で、鏡台側からなら見える。触り難い高さとする。それなりに光り続けることは評価済み。多分役立つことは無かった。
10/31
夜中平穏。
5時過ぎに壁越し鏡台あたりで「変だね」の声。手探りには至らず、短時間で正しい出口へ。出口シールが効いたかは不明。
トイレが長い。流した後、水が止まるまで待っている様子。