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12年のアルツ観察記録:母は自宅で逝きました(082):2017年5月

発病から8年4ヶ月/死まで4年8ヶ月

5/6
 ウォッシュレットの水圧が怪我直前(裂傷があれば間違いなく悪化)のレベルなので戻す。

5/13
 夜までまあまあだったが、寝る前に大荒れ。起きる時間の話の流れで、今でも自分が先に起きて準備しているようなことを言うので、現実を話すと「来ないでみたら」、「施設に行く」、「死んだ方が」系に行く。私:「施設の手配どうするの?区役所行くの?」、母:「あんたたちじゃなくても頼む相手はいる」、私:「なら即刻頼むべきだと思う。でも必然的に話はこっちに来る」と炎上し、さらに詐欺や植木や掃除や通帳管理他の現実に触れてエスカレート。常駐していないのにきちんとやっているかどうかわかるはずないという思いがあるらしく、母:「ここから会社に通え」、私:「3時間かけてか?」、母:「仕事変われ」、私:「仕事あると思うか」、母:「思う」、私:「あるわけない」との応酬に発展し、さらに盛り上がるも、自分の発言の理由や経緯を「何で言ったの?」とこちらに聞くという悲喜劇的展開。
 
5/14
 庭仕事から戻ると、天気が微妙なのに洗濯を大量にやっていたり、まだまだOKなポットのお湯を捨てられたり、蚊が出てきているのに窓を開けられたりで消耗。洗濯物を部屋干ししてと言っても「明日やる」「来なくていい」モードになってしまったので、息継ぎ無く結局こちらがやらされる。
 一緒に銀行へ。「ふらふらする」系訴え。よくあるレベルのものと思いつつ留意。「ちょっと変なんだけど、銀行行かなきゃなんないの?」と言う。銀行を憶えているなら十分快調と思いそのまま進むと、商店街半ばあたりで回復した様子。
 
5/16
 妻と義母が母を近所に連れ出していたことが、ヘルパーステーション筋で不在騒ぎとなる。
 
5/20
 また洗濯物を干さずに洗濯籠放置。こじれずに何とか干してもらう。
 砂糖の減り多し。
 入浴しようとしたときに暗い寝室で横になっていたので嫌な予感がしたが、久しぶりの入浴拒否。「喉がひりひりする」とのこと。36.9℃と微妙でもあるので、麦茶を飲んでしばらくテレビを見てもらう。20分以上引っ張ってリセットして入る気になってもらった。しっかりと入る。
 
5/23
 兄が専門医受診同行。
〇報告・質疑
・依然として事実を話すとムキになり、バカにされていると怒る。病状を言うと、死んだ方がいいと極論に走る
・他に残酷、来なくていい、多数決でいじめる、などと口走る
・しかし一時と比較して機嫌回復が早い
・口座管理が自分でない不満や介護拒否も時々出る
・前にも触れたが諸々の動きが鈍く、外出準備や日常の洗濯物干しからして遅くなった
・金の減りが大きい時がある。別の財布に移すケースの他、最近財布を所定の場所から持ち出し、金を一部抜き取り自分のエリアに保管する事例が発生。不安からの分散傾向・自分で管理出来ない不満があるのか?
→心配になるのか、思いつきで置いて、周りが発見に苦労しているケースは多い。
 テストは、家や四面体の絵の隣に同じものを書くもので、6年前・1年前とほぼ同じだが、家の煙突の書き漏らしあり。
 
5/27
 食後にのど飴をなめてもらい、入浴拒否回避。

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