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12年のアルツ観察記録:母は自宅で逝きました(036):2013年7月

発病から4年6ヶ月/死まで8年6ヶ月

7/1
 無事に入院完了。入院を忘れて通院と思っていたらしく、検査終了後二階(病室)に行こうと言われて驚いたとのこと。

7/5
 父方叔父の印象では、同室は寝たきりの人が多く、話し相手が少ないのでかわいそうとのこと。
 安静1週間・リハビリ1週間との情報とナースステーションで聞いたとのこと。

7/6
 退屈とのことだが、元気で足の腫れ改善。昨金曜からマッサージからリハビリを開始。早ければあと1週間程度で退院の可能性あるとのことだが、再来週くらいが順当なところか。

7/6
 この時期から退院までは、土曜に見舞い、実家泊で郵便物他の確認や掃除や庭仕事を行い、日曜に再び見舞って横浜帰投というパターンとする。
 この日も実家に向かう。
 新聞は正しく停止されていることを確認。
 食品について微妙なものの廃棄と冷凍。

7/12
 看護師長情報。
 10日(水)にレントゲンの結果、骨のつきが悪くギブスをすることにした。要因は本人の安静の理解が不十分。(ポータブル)トイレを使う場合にナースコールをせず、自分で足をついてしまう。周りが気になり、足をついて(もしくはケンケンで)部屋から出てくる、など。退院までの日程は不明。

7/13
 前日の情報につき、本当の意味で安静にできないのがわかっているから預けたんじゃないか、最初からギブスせんか、と言いたくなる。本人にも何回も説明するはめになったが、「言い逃れみたい」と言う。当事者意識に欠ける発言だが半分ほどそれを支持したくなる。暑さと食生活を考えればまあ仕方ないが。

7/14
 母が、全く憶えていないはずの怪我当時の状況について話し始める。何でも玄関前のステップで踏み外して、大したこと無いと思いその後無理して悪化したというような話を自信たっぷり話した。「こないだまで『どうしてこうなっちゃったんだろう』って言ってたじゃない、後付けの理屈じゃないの?」と突っ込むが、それでも玄関前だと言う。

7/20
 13:35病院着。
 「ここにいる必要はない。帰りたい」とのこと。
 実家に着きシャッターなどを開けていると警官来訪。父の死去やヘルパーさんの出入りについては知っているが、最近どうしてしまったのかを聞かれる。情況を話すと「お大事に」と言われる。気にかけてくれている様子。
 15:25頃買い物に出ようか考えていると、ガス警報機の工事来る。花火大会の交通規制の前に工事がしたかったとのこと。こちらがいてくれたことに感謝とのこと。

7/20:
 病状について、「あまり進展ないそうで」という聞き方を看護師にすると、「ギプスをつけた時点からあまり変化ない」という言われ方。何か駄目な手を連発して引っ張っている気がして(母も同感)、あまりにインフォームドコンセントからはずれているので(当人にはきちんと説明しているかもしれないが、忘れるという前提でないと困る)、何かまともな説明を受けることはできないかと思う。
 母も「帰りたい」というので、「そういうのは当人が強く主張するのが一番なので騒ぐべき」と伝えました。スムーズに聞き届けられるとは思わないが、現状の放置状態は少し改善するかも。

7/31
 医師説明。骨粗しょう症であり骨折しやすい状態になっている。今回回復してもまたいつ折れても不思議のない状況。骨折の状態は一時に比べると良くなっている。装具の準備が出来たら(近日中らしい)歩行訓練を行い、様子を見ながら退院のタイミングを探るとのこと。

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