12年のアルツ観察記録:母は自宅で逝きました(020):2012年3月
発病から3年2ヶ月/死まで9年10ヶ月
3/5
高値安定。
18時に秋葉原から電話する。今までであったら、このタイミングでは手遅れで、一人で食事モードに入ってしまっていたが今日はそうでなかった。最寄り駅で弁当の要否を聞く。今までであったら、即刻「適当に買ってきて」であったが、「ちょっと何ができるか見てみる」と冷蔵庫を見に行く。結論的には弁当にしたが。
みかんが近所からのいただきものと憶えていた。
いちご狩りが区のハウスのようなところであったことを憶えていた。
3/6
専門医受診同行。
〇報告/質疑
1/24の時点で最悪期より良いと報告したが、2月半ばに風邪から回復したタイミング以降、短期記憶・見当識・繰り返しなどに、慣れや希望的憶測を排除しても、さらに一定の改善が見られると思う→それはとても良かった。いろいろな手立て(薬、デイサービス、ヘルパー、家族の訪問)がうまく行っているのであると思う。
・Q&A
Q:他の目的で認可されている薬がアルツに効いた場合、認可されやすいということはあるか?
A:用途によらずこれから治療薬の認可が早くなる可能性は高い。
紙幣や貨幣の絵のいくつかの金額を計算してもらう課題。結果は1年前と同様完璧。「すらすらとやられました。こういうのは得意分野ですね」と言われる。「そういえば昨日の買い物の実費計算で大きな額でなく小銭入りでもらいました」と言うと「いい傾向ですね」とのこと。ちなみに帰路のスーパーと薬局でも請求額に近い金額で渡していた。
3/10
基本的に最近の基調であるが、お金関係・責任の生じること・震災他父入院期のできごとについては弱い(やりたがらなかったり、頭に入りにくい)。
洗面所のホワイトボードの内容に変化が無くなっている。機能していないかも。
3/11
酷くはないが、最近ではあまり良くないほうか。少し前のいつも通り。
6AM台に独話。
ヘルパーさんのお母さんの年を30分に3回聞く。
区の年金関係などのDMについて同じ話を何周もする。→視界から取り除いた。
期限切れ(3年位)の飴を持っていかないかと何度も言う。
昨日・本日の買い物3回すべてにつき高額紙幣で払い、指摘すると、「くずしたかった・後ろを待たせたくなかった」と言う繕い行動。
3/21
新ケアマネのTさん来訪。
玄関の施錠を依頼するも「鍵をかける習慣がない」と言われたとのこと。再度依頼。
父が音楽が好きだったこと、自身が絵が好きだったこと、ヨーロッパ旅行などについて母は語ったらしい。余所行き感ありか?訪問中、笑顔で話し、「人と会うのは大切よ」と言ったというあたりも。
3/24
近在のFさんが来てくれていたとのこと。Fさんは改善したとコメントしてくれた。
3/25
母は相変わらず。
食べたいものについて何度も聞く
自分がフルーツを食べたかどうか何度も聞く
高校野球の変わった学校名に対して、初めて聞いたように驚くこと3回。
3/31
ハウスメイカー、リフォーム系飛び込みセールスの名刺。警戒することにする。