バッカスの憂鬱「プーリアワインの奥行きの深さを感じる逸品"Castelli Di Severino Puglia Rosso Teanum"」
フランスワインが続いたので、今宵は久しぶりのイタリアワン。プーリアのロッソ(赤)、Castelli Di Severino Puglia Rosso Teanum(カステッリ ディ セヴェリーノ プーリア ロッソ テアヌム)。
生産者のテアヌム社はプーリア州の中心、カピタナータ北側の少し丘になっているサン・パオロ・ディ・チヴィターテに位置しており、ブドウ栽培に最適な環境に恵まれている。
“テアヌム”という名前は、現在のサン・パオロ・ディ・チヴィターテにかつてあった古代ローマ時代の町、テアヌム・アプルム(Teanum Apulum)に由来しており、その時代からこの地域ではオリーブと並んでワインが有名だった。
ぶどう種はカベルネ・ソーヴィニヨンとサンジョベーゼ。収穫後、ステンレスタンクで15日間のマセラシオンを行い、その後、ステンレスタンクと瓶内で熟成させる。
カラーは鮮やかな紫色で、含むとスミレ、チェリー、シナモン、そして乾燥クローブの複雑な香りが広がある。口当たりも非常になめらかで、タンニンは柔らかめで酸味とのバランスも非常に良い。デイリーで飲むには十分すぎるほとのクオリティである。
自家製の"豚のウィーン風カツレツとジャーマンポテト"とのマリアージュ。
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