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今更ながら2021年の漢字

年末はなぜこうも慌ただしくなるのか。

1日1日の連続なだけなのに、なんかこう、エネルギーみたいなものがギュッとして、非常に濃度がある。

ドリップコーヒーを淹れたとき、最初の方に出てくる醤油のような色の、あの液体の中にたっぷりと詰まったコーヒーの成分ぐらい濃厚だ。


年の瀬になるとよくあるトピックで恐縮だが、今年1年を表す漢字を発表する。

決して書くネタがないのではなく、2021年の営業を終えて頭の中がすっきりしているいま、鮮度のあるうちに書いておきたい。ネタだけに。


「教」


1年を振り返ってみると今年はやはり「教」。

教える、教わる。


7月から「コーヒー教室」をスタートした。

1年を振り返るとか言っておきながら半年ですやん、という声はさておき、「教」を今年の漢字にもってくるほど、コーヒー教室は僕にとっては醤油並みに濃い時間だった。


ほぼ1対1または1対2のコーヒー教室。

社会情勢的なこともあるけど、実はこれは以前からやりたかったスタイル。

というのも、コーヒーについては学びたい人それぞれに課題が異なると思っていたから。

学校で教わるわけでもないし、国家資格があるわけでもない。

本や雑誌を読んでも(本質的なことは一緒だけど)、こっちはAと書いてあるのにあっちはBと書いてあるとか。

ネットで調べる情報も同様で、一体全体どれが正しい(ほとんどは正しいけど、これから始めたい人にとっては情報過多)のかわからない。

だから、手の届く範囲で、もう少し気軽にコーヒーを楽しんでもらえる人が増えて欲しいなと思っての少人数制教室。


教えるには、教わる側の10倍の知識が必要だと言われる。

これまでに学んだことを再々々々復習したし、日々の営業の中でこれまで以上にコーヒーに関することに気が向くようになった。

実際の教室の中で、生徒さんから気付かされることも多く、僕自身、非常に良い学びの場にもなった。


コーヒーの伝道師になるのが僕の使命ではない。

ただこの先の人生、コーヒーが好きな人たちと共に歩んで行けたらもっと楽しいだろうなと感じている。

教えることが僕自身の成長の場にもなるし、コーヒーをもっと楽しめる人が増える。(といいなと思っている)


というわけで2021年の漢字は「教」。

今年ご参加いただいた皆様、本当にありがとうございました!(めっちゃリピートしてくれた方もありがとう〜!)



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