焙煎に翻弄されながら焙煎を楽しむ日
実は左利きだ。
眼球が。
本当にどうでもいいカミングアウトだが、じっくり左目を使うタイミングがあったのでつい。(自分好きすぎか)
季節の変わり目の焙煎はなかなか難しい。
昨日今日なんて最高気温が20℃以上の小春日和。
加えて前日にかなり綿密に焙煎機をメンテナンスしたものだから、これ以上ないタイミングで微調整に神経を使う。
さらに、焙煎するのは今まで焼いたことのない生豆。
もう、不確定要素ばかり(笑)
こういうとき、とくに気にしていることがある。
目盛りだ。
微妙な目盛りの変化も逃さないように、じっくり見るときに活躍するのが左目。
まず、焙煎中の火力に関わるガス圧計。
ちなみにこの焙煎機設置の際、「ここの設備のガス流量はかなり多いですね」と言われた。
目盛りにして1ミリぐらいズレるだけでかなり出来が変わる。(火力が変わってしまう。)
写真の目盛りは「0.7」ではなく「0.69」とみなさないと危うい。
ときどきあるのだけど、同じ施設(地下1階、地上4階建て)の別フロアで給湯器を同時に利用されると焙煎中に1ミリぐらいズレる。(かなり気を使う)
もはや修行と言っていい。
次に排気ファンの強弱に関わるブロワーダイヤル。
焙煎機清掃後は、排気性能が上がる(正確に言えば適正な強さに戻る)ので、この目盛りにも注意が必要になる。
排気が弱すぎると仕上がるコーヒーが苦くなるし、強すぎると渋くなるし。
他の施設で焙煎をしたことがないのでなんとも言えないけれど、焙煎中はやはり気を抜けない。
とくに季節の節目とメンテナンスが重なった日には。
自分でも、よくこんなに細かいところまで気にするよなぁと思う。
焙煎に翻弄されながらも、それすら楽しんでいるような気もする話。
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