年間300冊読むための読書法まとめ。本好きなあなたにこそ読んでほしいこと。
以前の私は、「読書法なんていまさら」と思っていました。速読も難しそうだし、読書そのものは普通にしていたから、特に新しい方法は必要ないだろうと。ところが、いくつかの読書法を試してみた結果、月1~2冊程度だった読書量が月20〜30冊にまで増加。しかも、内容の理解度も大幅に向上しました。
この記事では、読書量と理解力を劇的に向上させた実践的な読書法を紹介します。読書好きな人こそ、この方法を試してみてほしいです。
1. 読む前に「何を知りたいか」を明確にする
本を読む前に、次の3つの問いに答えるようにしました:
• 何を知りたいのか?
• それを知ることでどう変わるのか?
• 具体的な期待は何か?
例えば、「この本から効率的な時間管理術を学びたい」と明確にするだけで、読む目的がはっきりします。このメモを読書中に何度か見返すことで、モチベーションが維持され、理解度もぐっと上がります。
2. 最初から最後まで読まない
読書=最初から最後まで読むもの、と思い込んでいませんか?特にビジネス書や自己啓発書の場合、この考えを捨てるだけで読書の効率が劇的に上がります。
実践法:
• 目次を活用する:まず目次を見て、気になる章やセクションを選ぶ。
• まとめから読む:本の最後にあるまとめや結論から読むことで、全体像を把握する。
• 知らない分野は序章を読む:全く知らない分野の本では、序章を読んでテーマを把握してから自由に読み進めると理解しやすくなります。
これは辞書を使う感覚に近い方法です。ある言葉を調べるのに、辞書を全て読む人はいないはずです。必要な情報を効率的に得ることに集中しましょう。
3. 2~3行を一気に読む
多くの人は、心の中で音読しながら本を読んでいます。それでは読むスピードが遅くなってしまい、触れられる情報量が限られてしまいます。
私の場合、インデックス投資について何年も前に知っていたら、それだけで貯金は確実に増えていたはずです。それを知らないだけで、得られるはずの利益を損していました。
なので、本は視覚的に「2~3行を一気に読む」ことを実践しました。
この方法で読むスピードが上がったのはもちろんですが、集中力も爆上がりしました。
常に集中して文字を読まないといけないので、ゲームしてる感覚に近い集中力を発揮できます。
また、速読系の本も試しましたが、極端な速読(1ページを1秒)などは、まとめサイトをみるのと変わらない気がしました。読書において大切なのは、「本を通して追体験をする」ということ。自分の血肉にすることこそが、本当に意味のある読書だと思います。
4. 忘れる読書をする
読書で得た知識や情報をすべて覚えておこうとすると、1冊に時間がかかり過ぎてしまいます。あえて忘れることで、次第に情報が結びつき、自分の知恵に変わっていきます。本で、シャワーのように情報を浴びてみましょう。
この方法を実践すると、読書が驚くほど気楽になり、理解した情報が自然と整理されて頭に残るようになります。
まとめ
これらの読書法を実践することで、読書量だけでなく、読書の質も向上しました。ポイントは、目的を明確にすること、効率的に情報を得ること、そして内容をしっかり自分の中に落とし込むことです。
本を読むのが好きな人も、普段あまり読まない人も、ぜひこれらの方法を取り入れてみてください。きっと新しい読書の楽しさや効果を実感できるはずです。
参考文献: