ちんびん| 素朴さに内包される温かさ(レシピ付けました)
「ちんびん」は、昔ながらの沖縄黒糖菓子です。
ちょっと厚めの黒糖クレープのような。
いつの頃からか「ぽーぽー」とも呼ばれるように。
ベーキングパウダーが入るので、ちょっとモチモチ。
素朴なお菓子だけれど、黒糖をたっぷり入れることでリッチな味わいになります。
東京で3月に行われたイベントで、ちんびん作りの親子教室をさせていただきました。
素朴すぎて伝わるのかしら?と私自身が半ば半信半疑でしたが(笑)、とっても楽しそうに美味しそうに楽しでくださる方が多く、ホッ。
凝ったお菓子じゃなくても、伝統的に残っている食文化はちゃんと伝わるんだなぁ。
素朴さは温かさを内包していて、この小さなお菓子に、どっしりと腰の座った安定感を感じたのでした。
クリームやフルーツを包んで、クレープ風にするのも良いですよ。
【材料(直径12cm 5〜6枚分)】
黒糖(粉末 or ブロック)...55g
水...120cc
薄力粉...70g
ベーキングパウダー...1.5g
サラダ油...適量
【下準備】
耐熱容器に黒糖と水を入れてふんわりとラップをかけ、600Wのレンジで1分30秒〜2分加熱し黒糖を溶かし、十分に冷ます。
別の器に、薄力粉とベーキングパウダーを一緒にふるう。(A)
【作り方】
黒糖水に(A)を3回に分けて加えながら、泡立て器でよく混ぜる。 (こし器で濾すと、更になめらかな生地になる)
フライパンを中火にかけてよく熱し、キッチンペーパーに染み込ませたサラダ油を塗る。 〈1〉の生地をお玉ですくってフライパンに流し入れ、薄く丸く広げる。
生地にプツプツ穴があき表面が乾いてきたら、裏返して20〜30秒焼いて取り出す。
焼き目が付いている方を外側にして、クルクルと巻いて完成。
(ヤケドしないように気をつけてください)