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あをによし ヤマト1マイルプラス歴史散歩【益田岩船〜牽牛子塚古墳】

中華圏からの春節来訪団の次は、この冬一番の寒気団が日本中に上陸中!

ここ奈良でも連日ビュービュー冷たい風が吹き荒れております。

でも歩きます。

でも近場です。

昨日の歴史散歩。

有名すぎて?! 近いのに今まで一度も訪れていなかった史跡へ行ってまいりました。


スタートは近鉄岡寺駅から。


あらあら、ボランティアガイドさんとの
歴史探訪グループがあっちにもこっちにも



もしかしたらこの御一行さまと目的地が一緒かも?
急ぎ足で一足先に向かいます。


岡寺駅からは住宅地、団地を通り10分ぐらいで着きます。




もっと離れた山の上かと勝手に想像していたが、住宅街の中に現れる小高い森
という感じでした。


道の標識はしっかりあるのですが、肝心の入り口付近の案内がちょっとわかりにくい。



最初は階段



こんなワイルドな道も



ちょっとした山道を上がると、今度は竹林に。




竹林の先に、哀愁漂う後ろ姿が?



ほ〜
見えてきた!




ドドン




こちら、名前は覚えていなくても、きっとどこかで見たこと聞いたことあるのではないでしょうか。


益田岩船




飛鳥というと石造物(鬼の雪隠、俎、猿石等々)も有名であり、
その中でも一番大きいものになるようです。

写真や動画でかなり見聞きしており、興味がなかったわけではないのですが、
宇宙人がなんとかとか、巨人がなんとかという説にイマイチ心が動かず、
足が向かなかったような・・・・

ある動画での考察では、やたらと神秘性に持っていこうとしていて
なんだかな〜と思っていた。

それが少し前に、江戸時代に記された西国三十三所名所圖會をみる機会があり、
あらっ、こんな時代にも話題になっていたとは面白い〜


ということで?! 今日は岩船!となった次第。


西国三十三所名所圖會




実際に目の前にすると、やはりかなり巨大です。



竹林に鎮座



この場にひとりでこの石というか岩と向き合っていると、
やはりちょっと畏怖、畏敬を感じます。


これを当時の人々が限られた道具でコツコツと彫り、削り、磨いた事実に。



表面を平らにする過程の
彫り込み



ワタシはこの巨石は石槨という説で間違いないと思っています。

誰の為のかなどは解明されないであろう歴史の謎のまま。




千年後の人々は
これを何と推察するのでしょう?



百聞は一見にしかず


これを実感した。




巨石が見上げる空。









見に来てよかった。

そう思いながら周りをぐるっと歩いていると
これまた何度も聞いたことがある・・・


あっちへ
進めと



ということで、今日は益田岩船だけと思って来たが、呼ばれました。

進みます。


竹の立ち姿は本当に
スッキリ
クッキリ
気持ちが良い





そして・・・・


今日はこの景色をみるために・・・
そう思った




そんな径があったとは




竹からいつもの山の樹々になり、ふと現実に戻った感。








いつもドキッとする







山道からパッと開ける景色。


牽牛子塚古墳




こちら、数年前に復元公開された時はかなり話題になっていた。

その時はかなり真っ白で衝撃的な姿だった印象でした。

古墳というと、こんもりとしたイメージですが、他でもたまに見る復元された姿からは、完成当時はかなりシャープな出立ちだったことがわかる。

こちらの古墳の詳細は割愛します。

ただ、斉明天皇の陵であることがかなり有力というのが興味深いです。


そう、牽牛子とはアサガオのこととは知らなかった。
ずいぶんゴツい字面ですこと。

八角の古墳はアサガオが開いたように見えるのね。



古墳、古墳、古墳
古墳、古墳
古墳




内部見学は予約制



ここも
誰もいない・・・



益田岩船もこの辺りの古墳に使われるものだったのでしょうか。



今日はこの辺でおしまいと飛鳥駅に向かう。


途中、これまた怪しい(興味深い)神社に立ち寄ったり







絶妙な石垣を見たり






民家の間を歩いていると


飛鳥駅の西側





左側にものすごい吸引力で惹きつけられた。



岩屋山古墳





石室の石積みラインの見事なピッタリぶりに驚愕!

そして墳丘の一部にガッツリ民家が建っていることにも驚愕!

そういうの奈良ではよくありますが。

古墳がお隣さんてね。

お隣どころか同敷地内。



古墳に宿る



飛鳥の街並み




飛鳥駅から岡寺駅に向かって川沿いを歩きます。






そしてスタートの岡寺駅前に到着。

先程、歴史探訪チーム?が説明を受けていたのが、こちらの神社。


牟佐坐神社




実はここも以前からかなり怪しい(興味深い)と思っている神社でございます。



坐系になぜか惹かれる




ということで益田岩船までのワンマイル(約1.6km)から大幅にオーバーしての
歴史散歩となり長くなりました。

お付き合いいただきありがとうございます!


でもこうなっちゃうのですよ、ヤマト歩きは・・・







歩いても歩いても

拾いきれない、追いかけきれない、歴史の片鱗。

なので、ヤマトの歴史散歩はまだまだつづく・・・






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kumokichi
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