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清-note(幼児教室の現場から)

幼児教室の先生をしています。じっさいにお受験を指導してきた立場から、お若いご両親に知っていただきたいことやお受験への取り組みかたなどをわかりやすくお伝えしていくマガジンです。週に…
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2025年1月の記事一覧

お受験にのぞむこどもたち

これまでこのnoteではさんざんご両親のことばかり書いてきたので、このあたりで一度お受験の主役であるこどもたちについて書かせていただきたいと思います。 と言っても、ぼく自身は「お受験の主役はこどもである」とはあまり思っていませんで、むしろ「どう考えたってお受験の主役は親御さんだろう」という思いを長年抱え続けてきました。このことをわかっておられないご両親が多いこと、そしてそのことに気づいてほしいという想いがこのnoteを公開するに至ったひとつの動機になっていますが、お子さまの

意外とむずかしい兄弟で同じ学校

お受験指導の仕事をしていると、たまにひどく楽天的なご両親に出会います。受験年に入ってものんびりしているし、出願の時期が見えてきた夏頃になってもご家族全体がどこか鷹揚としている。 ぼくが「のんびりしすぎじゃないですか、お母さま。そろそろエンジンをかけた方がいいですよ」と言うと、「大丈夫です、先生。うちは上の子がもう受かってるんで」とどこ吹く風です。ですがこういうご家庭がいちばん危ないのです。 ご兄弟、あるいは姉妹で同じ学校に通いたいというご家庭は多いと思います。学校が同じで

父親の底力

このページではいつも父親を腐してばかりいるので、たまにはお父さまの素晴らしいエピソードも紹介していこうと思います。 育児界隈やお受験界隈ではとかく影の薄いお父さま。主役であり、フロントマンであるお母さまにくらべると、その存在感はあまりぱっとしません。お受験をドラマに例えれば、主役をはり、セリフも多く、物語の中心にして主演女優であるお母さまに対して、お父さまの存在はその他大勢の役者たちに紛れてしまうほど小さなものです。出番は一話つき一度あるかないか。セリフも少なく、その扱いは

シングルマザーは受験に不利か?

冬、お受験シーズンが終わると、お受験志望のお子さまを持つお母さまからお問い合わせの電話がかかってきます。 「あのー、息子が小学校受験したいのですが、大丈夫でしょうか? 四歳なんですけど」 「もちろんです」 「でもあの、わたし、先年、夫と離婚しておりまして……」 お子さんのお受験を志望される、いわゆるシングルマザーのお母さまからの問い合わせをいただく機会は年々増えています。ぼくが担当するご両親のうち、何割かが母子家庭/離婚されたお母さまであることはめずらしいことではありませ