清野勝彦
幼児教室の先生をしています。じっさいにお受験を指導してきた立場から、お若いご両親に知っていただきたいことやお受験への取り組みかたなどをわかりやすくお伝えしていくマガジンです。週に一度程度更新。
はじめまして。これからこのnoteという場をお借りして小学校受験、いわゆる『お受験』についてのお話をしていきたいと思います。 このページをご覧になっている方は、おそらく「現在お受験に挑戦中」か、「これからお受験にチャレンジしてみようと考えている」方のどちらかかと思います。そうしたお受験を志すご両親、とくにお若いお母さまの役にたつ、そしてじっさいに教育の現場にいる人間として知っておいてほしい情報をお届けしていこうと思います。 その前にこいつはいったい誰なんだ、こんなことを語
「先生、うちの子は合格大丈夫でしょうか?」 この仕事をやっていると、たまにご入会いただいたばかりのお母さまにこうしたご質問を受けることがあります。これに対し、ぼくはこう答えるようにしています。 「大丈夫です。それよりお母さま、お母さまの方は大丈夫なんですか? お子さまの足を引っぱらず、合格させるだけの実力がおありですか?」と。 (もちろんこの百倍丁寧な口調で) こう申しあげるとお母さまは鼻白んだような表情を浮かべられます。これはもちろんそのお母さまをやっつけたかったり、
でははじめにお受験とはどういうものかかんたんに説明します。 あらかじめお断りしておきますが、ここでは「お受験という制度の是非」について触れることはしません。あくまでどうすれば合格できるのか。どうすれば意中の小学校に入れるのか、という技術論について述べたいと思います。 これをお読みの方の中には、あるいは「お受験」という仕組みや制度に対して違和感やひっかかりをおぼえるかたがおられるかもしれません。 4歳~6歳という、本来であればまだ無条件で子どもでいられるはずの幼児の時期に