0~1歳の発達
ども、くまざわくんです🐻
久々の投稿になってしまいました!投稿していなかった間、改めて認知や言語の発達について本を読んでいました。
自分の頭の整理のためにも投稿させてもらいます。文章が少し硬かったり、言い切りの形での文章になりやすいので読みにくいかもしれませんが、もしよければお付き合いください。
この時期の発達のイメージ
細かな発達の経過を追うことも重要かもしれませんが自分には情報すべてを記憶することは難しそうなのでこの時期の発達を漠然とイメージして全体像をとらえてみようかと思いました。あくまでも認知や言語のが中心です。お子さんの発達はこのほかにも運動発達や手先の発達などのあるのであくまで参考程度に見てください。
この時期のイメージは・・・
「人見知りなどが始まるが、特定の人との愛着形成を行い、その人を基地として徐々に周囲との関わりを持ち始める。9カ月革命が起こることで二項関係から三項関係に変化し物とことばが結びつきやすくなる。10カ月頃から指さしが見られるようになり初語の出現につながる」
です。
少し長いかな…まぁいいや!それでは細かくまとめていきますね。
クーイングの出現
2カ月頃から「アー・ウー」などの柔らかい発声がみられるようになります。このクーイングに対して大人が抑揚のついた声掛け(マザリーズ)で関わることで徐々に大人の声掛けに対してクーイングを返すような場面がみられるようにもなる。この関わりが「コミュニケーションの基礎」になっていく。
個人的にはコミュニケーションの発達ってやっぱり早くから始まってるんだなーと改めて感じました!!
喃語の出現
4~6カ月頃には「あう・まん」などの喃語の表出が始まる。喃語は徐々に「あぶぶぶ・まんまんまん」などのパターンに変化していく。
喃語を発することで養育者(パパ・ママ)が来ることを学習しそれまでは大人からからの関わり(受動的な関り)から徐々に子どもからの関わりが多くなっていく。
◆関わる際のポイント◆
クーイングや喃語に対しては応答的な声掛けをしてあげよう!!
きっと無意識に皆さんできていることが多いと思いますが、「呼んでくれたのね」「楽しいんだね」などの声掛けをしてあげましょう。
共同注意が成立する
8~9カ月にかけてこの共同注意は成立してきます。共同注意とか漢字が4つ続くとなんとなく難しそうと思ってしまうのは私だけでしょうか?でもこの共同注意は発達にとってものすごーく大切な機能なので避けては通れないですね。
共同注意に関して本当にざっくり説明をさせてもらいますね。
共同注意は「パパやママと同じものに注意を向ける」ことです。
(今回はわかりやすくパパ・ママとしてますが、もちろんパパやママ以外の人との間でも行われます。)
この共同注意が成立するまでの期間お子さんは「自分 ー物」「自分ー養育者」というような2つの関係(二項関係)の中で生活をしています。共同注意が成立した後は「自分ー養育者ー物」の3つの関係(三項関係)が生まれます。
三項関係の成立は単に同じものを見るだけではなく、ママが指さした物や見ている物に興味を持ちママの視線を追いかける、ママの視線の先に注意を向けることができるなど相手の意図を推測するようになってくるところがすごいですよね。
この急激な発達を「9カ月革命」と呼んだりします。ネットなどでもこの用語で検索するとわんさかページが見つかると思います。
「革命」と呼ばれるほど大きな変化であり、この時期以降のことばの発達に大きく影響します。
「なぜならば・・・」を説明したいところですが、共同注意ができている場合とそうでない場合の比較などを書こうとすると長くなってしまう気もするので、また別の機会に書こうかな?と思います。
また、この時期から見られる「社会的参照」(特定の親しい人の表情から場面の意味を読み取るちから)によって療育者の表情から物事を判断するなど他者を通して学ぶことができるようにもなります。これもまさに「革命」ですね。
要求の指さしや持っているものを見せる行動の出現
10カ月になると要求のための指さしがみられるようになります。
また、持っているおもちゃやお菓子、拾った石ころなどをおもむろに大人に見せる行動(ショーイング)も見られるようになります。
この時期の指さしは「あっち行きたい」「あれがほしい」など要求の指さしが多いと思います。三項関係ができているお子さんの場合指さした後にパパやママを見るこういがみられるかもしれません。
また、この時期には声掛けに対して身振りでの表現や大人の身振りのマネをし始める時期にもなります。遊んでいる際に「もう1回」と声掛けをしながら身振りを見せてあげると真似をして徐々に身振りでの要求ができるようになるかもしれません。簡単な手遊び歌なんかも楽しんでマネしてくれるかもしれませんね。
また、10カ月頃には大人の「ちょうだい」に対して持っているものを渡そうとする行為がみられるようになります。
◆関わる際のポイント◆
ショーイングをしてくれた場合には迷わずに見せてくれているものに対してのことばかけをしてあげましょう。ごはん中におもむろに持っていたおにぎりを見せてくれた場合には「おにぎりだね」と声掛けすることでことばの獲得につながるかもしれません。その際に身振りでおにぎりを作る動作を付け加えると身振りのマネをしてそちらも獲得してくれるかもしれませんね。
指さしでの要求がみられた際には本人の気持ちを代弁してあげる形での声掛け「あっち行きたいんだね」「このおもちゃが欲しかったんだね」が言葉の獲得につながると思います。
1歳を前にしてことばの表出を促したいところではありますが、身振りや指さしでのやり取りもとても重要になります。ことばかけだけでなく大人が身振りなどもたくさん使って関わることも意識してみてください。
初語の出現、定位の指さし出現
11~12カ月には同じ状況で同じ発声が出るようになり徐々に明確に初語が出てきます。早いお子さんでは10か月頃でも初語が出現するお子さんもいます。また、本人の興味のあるものや見つけてうれしいもの・見てほしいものに対して指さす行動(定位の指さし)が見られるようになります。
その他の特徴
これらの発達の他にも1歳までの発達では6か月頃から人見知り始まります。特定の人への愛着が強まり後追いが始まり、夜泣きなどが増える「8か月不安」の時期など子育てが大変な時期もあると思います。
特定の人に安心感を感じその人を「安全基地」としてその人を起点に徐々に行動範囲を広げていくようになります。この時期は安全基地になった人も疲れてしまい「少し子どもから離れたい」と思うこともあると思います。また、周囲の人が少しでも負担を減らそうと介入をしてくれるけれどお子さんが大泣きしてしまい色々な人がストレスを感じてしまう時期かもしれません。しかし、この光景は療育者との間に確実な愛着関係ができている証拠でもあります。
この人見知りなどの重要性や対応などに関しても後々投稿できればと思ってます。
最後に見てほしい重要なこと
今回書かせていただいた発達過程や時期に関してはあくまで参考程度に見てください。書かれている時期通りの発達でなくても過度に心配する必要はありません。大切なのは発達の順序を理解して頂くこと(初語の前には指さしが出てくるなど)だと思っています‼️気軽に参考程度に見てください。
おわりに
読んでいただきありがとうございました。用語の解説が分かりにくい・解釈が違うぞ‼️などご意見等ありました教えていただければありがたいです。
お子さんとの時間が少しでも楽しい時間になりますように⭐
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