さまよえる日本語教師から脱却したい話
雨ばかりだった6月が終わり、いつの間にか深圳の本格的な夏が到来しました。
日中は目が開けてられないほどの日差し、そして日が暮れると湿り気のある風が街を吹き抜けます。
妻はそのドンヨリとした風を気持ちいいって言ってますが、わたしは頭皮に湿り気を感じて嫌な気持ちになります。
できれば爽やかな風を感じたいものです。
さて、中国の地元の学校に通う子どもたちは、期末試験も終わりソワソワしているようです。すでに、夏休みに入った学校もあるようで、友人たちの中には里帰りした人もいます。
また、逆に留学先から帰って来る子どもたちもいるようです。
つまり、日本語教師としてのハイシーズンがやって参りました。ここで稼げると、明るい秋を迎えられます。明るい秋が何か知らんけど。
さてさて、妻の授業数は大きく伸びており、今も自室でオンライン授業をしています。それにひきかえ・・・わたしはと言いますと、開店休業状態です。
もちろん、IT企業でのグループレッスンなどの予定は入っていますが、マンツーマン授業は相変わらず低調です。
教えることは大好きですし、日本語に対する興味も尽きませんので、日本語教師は自分にとって良い仕事とと思いますが、選ばれなければ仕方がありません。
今日も、有り余ってる時間を使って、教材を作ったり教科書を読み込んだりしています。
このお仕事を本格的に始めて、もう8年ほどになります。
4年目を過ぎたあたりから、マンツーマンであれ、グループレッスンであれ、そつなくこなせるようになりました。
また学習者が意欲があってもなくても、能力が高くてもそうでもなくても、若くても年配でも対応できるようになったと思います。
でも、対応できるからといって、このままで良いと言うこともありません。
中国語界隈でよく「さまよえる中級者」という言葉が使われます。
確か相原先生のお言葉だったと思います。
ある程度中国語をマスターしているものの、上級レベルには達していない人をさして使われます。
多くの場合、これから先どのように中国語をブラッシュアップさせれば良いのか悩む人のことを「さまよえる中級者」と言います。
しかし、わたしの中国語教師の一人は、進歩することをやめた中国語学習者のことを、さまよってるなと言ってました。
進歩することをやめても、中級レベルの中国語ならコミュニケーションは可能です。
でも、その人の中国語はすべてにおいて惜しいのです。
あと一歩が足りないがため、安定感に欠けており、その負担をコミュニケーションの相手に押しつけているのです。
その状況は良くありません。
そして、最近自分の日本語の教え方に関しても同じような感想を持つようになりました。
まぁまぁ何でも教えられます。
でもスッキリしてないのです。学習者さんに負担をかけているような気がします。
それで、さまよえる日本語教師から、しっかりとした日本語教師に進化するために何ができるだろうかと考えています。
また、時間があるので、その時間を有効に使って、どうにか上級レベルに上げていきたいと思っています。
そうそう、でも確実に進歩したところもあります。
それはパワポによるスライド作成です。これは確実に進歩しましたし、作業そのものにも慣れて、嫌じゃなくなりました。
これは大きな進歩です。
今後も、好きやデキるを増やしていこうと思っています。そんなわけで、今日もできることを頑張るつもりです。
最後まで読んでくださりありがとうございます。
また明日!