虐待物語
注意!
普段と書き方を変えて随筆になっています。
かなり生々しくなっているので、気分が悪くなったり、もう悪くなりそうと思う人はすぐに読むのをやめてください。
性的虐待と心理的虐待のことが書いてあります。
記憶があいまいな部分(特に小学校入学前)があります。
小学校入学前
始まり
「あん、あん….」
家族全員がいる寝室に響くかすかな喘ぎ声。
最初の被害なんか覚えていない。記憶があるのは3歳。私の寝巻をはだけさせられた。父が自分のものをパンツ越しに私のものにあてて喘いでいる。覚えているのは10回くらいだけど、毎日あったような、週に数回だったようなそんな体感。どこまでされたのかも不透明。酒臭かった。何をしているのかわからなかった。理解できなかった。何か母に知られてはいけないことをされれいる感覚はあった。
父は感情を抑えることが苦手で家では物を投げてきたり、大声で怒鳴ってきたりしていた。外でもあったので、周りからの冷たい視線が一番つらかった。
両方ともただただ怖かった。
最初の抵抗
今でもはっきり覚えている。それぐらいショックが大きかったのかもしれない。4か5歳のとき1回被害をうけているときに布団をはがしたことがあった。そしたら父は必死にそれを戻した。そこで確信に変わった。服を脱がされるのも抵抗したことがあったが、父の力にはかなわなかった。
父は外中関係なく怒鳴り終わった後にぶつぶつ文句をいう癖があった。それを気持ち悪いからやめてくれと言うと、また怒鳴られた。
性への関心
私の場合はここで性への関心が出ていた。性的なアニメをこの年で興味津々に見ていた。それに連なって性的なイラストを描いていた。男兄弟に父からやられていたことと同じようなことをすることもあった。
違和感
私の受けているようなことを周りの子は何も言っていないし、性的な作品に異常な興味を持っている子もいない。行動や考えがおかしいのも自分だけ。大きな違和感を抱えていた。もちろん理由はわからない。あとで時々書いていた日記を見て知ったのだが、自分の受けていたことが虐待にあたるのだと気づいている節もあった。しかし、記憶から消してしまっていたらしい。この状態が中学生の途中まで続いた。
小学生
陰湿
小学校入学前に受けていた性的虐待はいつか覚えていないが小学校の低学年くらいに終わっていた。ここで終わりかと思ったら今度は別の性的虐待が始まった。私に「胸小さいね。俺の姉は大きいのに。」「くまりちゃんに結婚してほしくない。俺が結婚したい。でも..(続く)」「くまりちゃんをキャバクラ代わりにしたい」といった性的な言葉や気持ちの悪い言葉を日常的に浴びせるようになったり、すれ違ったときなどに胸や太ももを触られるようになったりした。なぜ父が内容を小学校入学前と比べて比較的軽いものに変えたのかは、私が大きくなったからではないかと考えた。記憶に残ってしまう前にこそっと済ませたかったのだと思う。本当に陰湿だ。
恥
父は毎日切れ散らかしていた。怖くて近づけなかった。できるだけ顔を合わせないようにした。近所にも響いていたのでとても恥ずかしかった。
中学生
解離の始まり
多分虐待の影響と学校のサンドイッチでのストレスが原因で、中学に入って少し経った頃に解離性障害を発症した。
余談になるが、発症してから半年間(精神科に通うまで)はこれが解離性障害と気づけないまま過ごした。眠い時と似ているため、当たり前だが寝たが回復しなかった。とてもつらかった。
精神の乱れ
「人はなぜ生きているのだろう」「幸せとは何だろう」という入ったら抜け出せない疑問を持つようになった。
いつも通り体を触られたとき半狂乱になって「気持ち悪い。やめて」2回目の抵抗をした。一瞬おさまったが、また再開した。絶望し
違和感への決着
自分の受けていたことが虐待だと知った経緯だが、ショックすぎたのか記憶が抜けている。日記に書いてあったことになるが、ふと自分の受けていたことが虐待にあたるのではと思い調べたらビンゴだった。それと同時に性依存や虐待の影響も知った。つながった。ショックだった。何事もなかったかのようにふるまっている父が憎くなった。
数週間後、勇気を振り絞って外部の虐待を扱っている機関に相談しに行き、私の虐待物語は終わりを迎えた。
おまけ、今父に対しての疑問と思っていること
いつから加害をしたのか
PTSDっぽい症状がでているとき自分のせいかなと思わなかったのか
どこまでしたか
軽い気持ちでやっていいことではなかった
おっさんに体を触られてトラウマにならないわけない
今父は逃げているが、私は逃げられなかった。
被害者のはずの私が入った保護所は、加害者の父がはいるような刑務所みたいだった
被害者は被害をうけた時点で加害者がどんな罰を受けようと不利である
私は虐待で脳が変化してしまっているから目には見えないかもしれないが、障害を背負わされた
悪いことだとわかっていながら止められないと感じていたのなら、他社に相談してほしかった
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?