【書評】書く仕事がしたい 【佐藤友美】※ライティング系の本で役に立ち、感動まであります!
こちらの本から、印象に残ったポイントを紹介します。
1. は 原因や理由の説明 "because"
2. は 逆接の譲歩 "though"
というところだと私は受け取りました。
この引用箇所を読んで、ああ〜なるほど!と思わず膝をたたきました。
相手を納得させたいのか?
相手に驚きを与えたいのか?
文章を書く前に、相手にどういう印象を残したいのか、
まずは自分で整理しましょう。
そのうえで、作文しないと!
この本は、約330ページあります。
手に取ってみるとなかなか分厚いですが、あっという間に読了でした。
作文にあたって、テクニカルな部分だけではなく、
すごくセンシティブというか、
気持ちの部分も大事にしてくれるんです。
「書くとは世界を狭くするということ」という内容も書かれています。
「え?ライターなのになんか自虐的?」と思いましたが、
そうではないです。
作者の父が闘病の後に死去したことについて、
以下のように書かれています。
私は、おばあちゃん子です(※)ので、姿を目で見ることができなくなった今でも、しばしば思い出しています。
※私のこだわりで、現在形にしています。
「おばあちゃん子だった」と書くと、
今は違うのか?と感じてしまうからです。
自身の身体感覚と心象風景をこぼれ落とさずに
言語化することは不可能です。
(でも、できるだけ完璧に近づくことはしたいですね)
あまりにも共感してしまった文章でした。
ものを書くことが好きな人、興味がある人は、
ぜひとも手にとってお読みください!
がんばろう。 ビッグになろう。