『日本の大和言葉を美しく話す』日本語には、三種類ある?こころが通じる和の表現を学んでみよう!
綺麗な言葉遣いをしている方は、それだけで印象が良くなるよなぁ。2割増し、いや、3割増しくらい。
今回は『日本の大和言葉を美しく話す』という本を紹介します。これ、読んでいるだけで、たおやか美女になった気分になる。
大人のたしなみとしても、勉強になるフレーズが多かったので、お仕事で人と接する機会の多い方はぜひ読んでみてほしい。
ところで「大和言葉」ってなに?
タイトル、『日本語を美しく話す』じゃダメなの?って思ったあなた。
わたしもこの本で知ったというか、これまであまり考えたことがなかったんだけども、「日本語」というのは、以下の3種類に分けられるんですって。
①大和言葉・・・日本古来の言葉。「はじめる」「川」「ふるさと」など
②漢語・・・中国語由来の言葉。「開始」「河川」「故郷」など
③外来語・・・中国以外の外国由来の言葉。「スタート」など
確かに、言われてみればそうね。
大和言葉は、一つひとつの音が心に響きやすいという特徴があるらしい。たとえば、「ふるさと」という有名な歌がありますね。あれ、歌詞がすべて大和言葉でできているんだって。
うさぎ追いし彼の山 こぶな釣りし彼の川
夢はいまもめぐりて 忘れがたきふるさと
(『ふるさと』高野辰之作詞、岡野貞一作曲)
だから、大和言葉を使いこなすということは、同じ日本という土地で育った人同士であれば、コミュニケーションを心地よく行う手助けになるかも、ということですね。
ちょっと大和言葉で話してみよう
いささか仰々しくなりそうですが、大和言葉を使って話してみたいと思います。どうぞ、ごゆるりと読んでいただきたく。
常日頃、本を読んでいるわたしですが、胸に迫る描写に出合うと、「読書って素敵」だと思います。
思いのほか、ふざけているような文章になってしまいましたが、楽しゅうございました。こういったことを、そつなくこなすのは難しいものですね。
※ここまで、本で紹介されている大和言葉は太字にしてみました
むずかしいいいいい。真面目に書いてみたけど、自分のキャラクターとの親和性も気にしながら使わないとね。キャラにそぐわない言葉を使うと、きっとコントみたいになります。お気を付けください。おわり。
■次はコレ!この本が好きなら、これも好きなはずシリーズ
・『壇蜜歳時記』壇蜜――四季を愛でながら、日常を愛して過ごす大切さを教えてくれるエッセイ
・『三度目の恋』川上弘美――伊勢物語・在原業平をベースに、現代と昔を行き来しながら恋に落ちていく女性の物語を、芥川賞作家が描く
・『わたしの容れもの』角田光代――アラフィフ作家が、歳とともに身体に起きた異変を受け入れて、面白おかしく見つめるエッセイ集
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