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『大泉エッセイ』TEAM NACKS大泉洋の、16年に渡るエッセイをまとめた充実の1冊!あだち充との対談も収録
エッセイストではない俳優さんが、お芝居だなんだと多忙な中、16年もの間エッセイを書き続けるってすごい。
今回は、俳優として大活躍中の大泉洋さんによる『大泉エッセイ』をご紹介します。
24歳から40歳までの16年間書いてきたエッセイを、ぎゅぎゅっとまとめた、読み応え十分の1冊。大泉さんの人生経験を、面白おかしく話して聞かせてもらっているような感覚になります。
昔のエッセイを、振り返りコメント付きで収録
大泉洋さんは、こちらのエッセイ出版当時、40歳。
収録されているエッセイは24歳の頃からのものということで、それぞれのエッセイの終わりに、今の自分による振り返りコメントがついています。
ウケ狙いで書いた一文へにツッコんでみたり、仕事について悩んでいた時期を思い出してしみじみしてみたり。振り返りコメントには、大泉洋さんの、「読んでいる人に楽しんでもらいたい!」という人柄がにじみ出てる。
世の中は変化だけが不変だ
いちばん印象に残ったのは、「スタンスについて考える」というエッセイ。
大泉洋さんが30代の頃のエッセイということで、仕事への姿勢、生き方についていろいろと考えていたお話です。
昔の座右の銘は「人生半身浴」だったそうですが、30代でそんなこと言ってちゃだめだな、と思ったらしく。同じく30代のわたしに、ビビッとくる言葉がたくさんだった。
「現状維持でいいと思った男に現状維持ができるのか」
「世の中は変化だけが不変だ」
何事も変わっていくのです。そうなると大事なことは、「その時何を信じて生きているか」ということ、そしてもう一つ、「信じるものをどれだけあっさり見直せるか」ということだと思うのです。その方が人生は何倍も楽しいと思うのです。
大泉洋さんのファンの方はもちろん、「テレビでよく見かけるけど、面白い人だよね」レベルの人でも、かなり楽しめるんじゃないかな。わたしが後者だったので。
表紙のイラストはあだち充さんということで、巻末にはお2人の対談も。ぜひぜひ。
■次はコレ!この本が好きなら、これも好きなはずシリーズ
・『よみがえる変態』星野源――大人気エッセイ。くも膜下出血により休業していた時期の話も。自分の人生を面白おかしく生きる元気が湧く1冊
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※最近の記事は更新できていないので、近日Update予定です
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