GUCCIコラボで話題!ヒグチユウコのおすすめ絵本5選。大人も、読めば心が癒される!
ヒグチユウコさんという方を、ご存じでしょうか。
画家として活躍されており、国内で絵画展が巡回されれば、たくさんのファンが集まるくらい、人気のお方です。有名ブランド「GUCCI」とのコラボグッズも発売されていたり。
今回は、そんなヒグチユウコさんの絵本をご紹介していきます。
細かくて、眺めているだけでうっとりしてしまうようなイラストと、優しい世界観の物語に、あなたもきっと癒されるはず。
『ふたりのねこ』
夏のある日、ぬいぐるみのニャンコが、公園で野良猫に拾われるところから、物語が始まります。ふたりが仲を深め、それぞれの居場所へと進んでいくまでの、ちょっと切なくて、でもほっこりするお話。
『せかいいちのねこ』
主人公は、ぬいぐるみのニャンコ。人間の男の子が、赤ちゃんの頃から大事にしてくれて、とても幸せな毎日を送っていました。
そんなニャンコの心配事は、7歳になる男の子が、そろそろぬいぐるみに飽きてしまうのではないか、ということ。
本物の猫になって、男の子とずっと一緒にいたい――。
ニャンコは、お友達のぬいぐるみに「猫のヒゲを集めて体に入れれば、本物の猫になれる」と教えてもらい、ヒゲを集める旅に出ます。
旅の途中で、たくさんの猫に出会い、優しさに触れたニャンコは、本物の猫になることができるのか。大人でも心が温かくなる物語です。
『いらないねこ』
『せかいいちのねこ』の続編。
こちらも、ぬいぐるみのニャンコが主人公です。
ある日、ニャンコがお散歩していると、まだ目も開いていない子猫が捨てられているのを見つけます。ニャンコはその子猫を連れて帰り、おとうさんになりました。
毎日、愛情をめいっぱいそそいで育てるニャンコ。しかし、別れは突然やってきて――というお話。
『せかいいちのねこ』のキャラクターたちが再び登場し、ヒグチユウコさんの絵本の世界観を、より楽しめる内容になっています。
『ほんやのねこ』
『せかいいちのねこ』『いらないねこ』に登場する、本屋をやっている猫のお話です。スピンオフみたいな感じ?訪れるお客さんに、ピッタリの本をおすすめしていくの。
この訪ねてくるお客さんがね、ユーモアにあふれていて楽しいのです。きらきらと光る宝石が好きな魚たちや、おしゃれ好きの仲良しグループ(犬、パンダ、熊)、はたまた宇宙人のような生物などなど。
ヒグチユウコさんの描くキャラクターには、アノマロなど、実在した古代生物をモチーフにしていることもあり、遊び心があって、見ているだけでワクワクします。
『すきになったら』
古典になりそうな恋愛絵本。
文と絵とが抱きあっているかのようだよ。
――糸井重里
こちらは、人間の女の子が出てくるお話。自分が恋をした時のことを思い出しながら、優しい気持ちになれる作品です。
どの絵本も、繊細で細かい書き込みのイラストに目を奪われること間違いなし。子どもはもちろん、大人も楽しめる絵本になっています。
雑誌『MOE』では、グラフィックデザイナーの大島依提亜さんと、好きな映画作品のポスターを描く連載を持たれています。こちらでは、猫以外の様々な絵を楽しめますので、ぜひ!
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