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お茶本来の旨味を求めて(生産者紹介/小山製茶)
熊本県産の魅力的な原材料を用いたブランドとして生まれた「くまもとマイスターズ」。良質な素材を一つひとつ探し求め、生産する方たちを訪ねるところから、商品開発を始めました。
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今回は、抹茶甘酒に使う抹茶を提供していただいている小山製茶さんをご紹介します。家族で取り組むお茶づくりについて聞きました。
江戸時代から続く銘茶の里
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熊本県北部、山鹿市鹿北町でお茶づくりに取り組む小山製茶さん。
1939年に製茶工場を始め、4代にわたり、お茶の生産に携わってきました。現在は茶葉の生産から製造、販売まで一貫して行っています。
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鹿北町は、江戸時代から続くお茶の産地です。この地で生産される鹿北岳間茶は、肥後藩の藩主が気に入り、献上茶になったと伝えられています。霧が深く、寒暖差があり、水がきれいで、お茶の生育に適した土地です。
お茶本来の旨味を求めて
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お茶には旨味成分のテアニンが含まれますが、日光が当たると渋味や苦味の成分であるカテキンに変わります。そこでお茶の木をネットで覆い日光を遮ります。テアニンをたくさん含んだ状態で茶葉を摘むと、旨味だけがしっかり残った渋味の少ないお茶になります。
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日が当たらないと、お茶の木が光合成に力を使うため、緑色の濃い葉が育ちます。肥料を与えるタイミングや収穫の時期でもお茶の味は変わるため、見極めが大切です。
茶葉が小さくても伸びすぎていても味が薄まるので、ちょうどよい状態で収穫することが大切です。1日でお茶の味が変わるといい、機械ではなく、人の目で見て判断します。
鮮やかな緑の抹茶
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熊本県の茶業研究所の設備を利用して、4年ほど前から抹茶の製造を始めました。抹茶に用いる茶葉は14日間以上ネットで覆うという決まりがあり、旨味が強く、独特の香りが出てきます。
その分、お茶の木に負担がかかるため、肥料や茶畑の管理に気を配ります。「おくみどり」という品種を中心に作られた抹茶は、色鮮やかで、香りがよいと好評です。
新しいお茶の楽しみ方を広げたい
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会社員を経て、家業のお茶の生産・製造に携わるようになった小山さん。若者のお茶離れや生産者の高齢化など、お茶を取り巻く状況には厳しいものがありますが、可能性も感じているといいます。
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「最近ではカフェメニューでの人気も高く、本当によいお茶を求める方も増えています。お茶っていろいろな可能性に満ちた作物だと思います。作り手や作り方、産地や気候で味が変化するというようなことも、伝えていけたらと思っています」と小山さん。
今回、ホシサンの「くまもとマイスターズ」シリーズから誕生する甘酒についても、期待を込めて語ってくれました。
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「お茶は何にでも合わせられて、組み合わせによって、可能性がたくさんあるものだと思うので、このようなコラボのお話をいただけてうれしいです。お茶はワインのように、産地や作り手の違いが、その味わいに反映されます。そのようなお茶が広まり、お茶の楽しみ方やお茶文化そのものが、新しい形で広がっていけばと願っています」
緑あざやかな抹茶甘酒
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小山製茶さんの抹茶と、ホシサン伝統の米麹を用いて、抹茶の甘酒を作りました。抹茶の自然な緑色と奥深い味わいを楽しめます。
肥後藩へ献上された
鹿北岳間茶の緑あざやかな
抹茶あまざけ
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「Makuake」プロジェクトに挑戦
この甘酒を多くの方に知っていただきたくて、応援購入サービス「Makuake」プロジェクトに初めて挑戦しています。新商品の甘酒をいち早く、お得に楽しんでいただけます。ぜひプロジェクトページもご覧ください(10月23日まで)。応援よろしくお願いいたします!
▼商品開発ストーリーもぜひご覧ください。
※お茶畑写真は小山製茶さん提供