田中小実昌 著 日下三蔵 編 『幻の女 ミステリ短編傑作選』 ちくま文庫
練馬区立美術館が建て替えのため休館する。休館前の最後の企画展が「野見山暁治追悼 野っ原との契約」(前期:2024年10月6日-11月10日、後期:11月12日-12月25日)だ。先日、陶芸教室の帰りに立ち寄った。野見山は田中小実昌の義兄で田中と大変親しかったという。野見山展を観たのとは別の週末、マッサージの帰りに立ち寄った書店で本書を手にした。このところ短編集が気に入って、通勤の車内で読んでいる。田中と野見山の関係は、本書のことをnoteに書こうと思って田中の生い立ちを調べて