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熊本熊
2020年11月29日 22:56
ほぼ日の万葉集講座では、講義のなかで歌を詠む機会はそれほどなかった。また、自分で歌を詠むような講座であるとも思っていなかった。ところが、2019年3月16日のピーター・マクミラン先生の時に「では、富士山の絵を描いて、歌を添えてみましょう」ということになった。そんな急に言われても、とは思ったが黄昏て なお燃え続く火の山に 毎日落つる炎の玉というのを作った。富士山は休火山なので、まだ噴火する可
2020年11月24日 23:06
仕事で翻訳の真似事のようなことをしてみたり、他人様が書いたものを直したり、というようなことをしている。言葉を別の言語に置き換えるというのは、基本的に不可能だと思っている。イメージで言うと、木彫りの仏像をレゴブロックで写すのが翻訳というものではないかと思うのである。レゴブロックには組み立ての技能についての認証制度があって、そういう認証を受けた人が作るものはたいへん精巧だ。レゴブロックで作ったものを見
2020年11月23日 15:31
そういうわけで、ほぼ日の学校の万葉集講座を受講した。期間は2018年11月から2019年5月までと、2019年8月の補講。さらに第3回の岡野先生の講義については予習会というものもあった。講義のタイトルと講師だけ並べると以下のようになる。全てに出席した。これには校外学習も奈良で開催されたが、それには参加しなかった。団体行動というものが性に合わないのである。第1回 「万葉集とシェイクスピア」上野
2020年11月22日 20:32
改めて俳句の通信教育で詠んだ句を眺めてみた。なるほどひどいもんだと思う。その入門コースは標準6ヶ月で5回の課題レポートを提出することになっていた。確か、6ヶ月では間に合わずに少しオーバーしたはずだが、一応「修了証」なるものを頂いた。以下が、その5回のレポートのなかで詠んだ句だ。迷い道抜け出す先の春の空記念すべき最初の一句。お題は「旅立ち」という言葉から連想する場面を思い起こし、そこから句を
2020年11月21日 15:25
言葉というものに素朴に興味がある。かといって具体的に研究しようとか勉強しようというようなことは考えたこともない。俳句や短歌を詠むんですよ、なんていう人の話を聞くと、カッコいいなぁと素直に思うのである。しばらく前に落語を頻繁に聴きに出かけた時期があった。当時は寄席にはそれほど興味はなかった。何かで知って気に入った噺家の独演会に、多いときで月に2回ほど足を運ぶ程度のことだった。噺のマクラに川柳や俳