画像で創作6月分のまとめと7月分の画像
2021年の1月から月代わりで行うことにした企画「画像で創作」の5月分まとめです。ご参加いただいた皆さんありがとうございました。
以下6月分の画像で参加してくださった皆さんの作品です。
1、墨字書家・五輪(いつわ)さんの「【物語】アリス、苗字変更に向けて始動。後編」
2、志磨こねこ・しまこねこさんの「まぼろしのお店」
3、砂男(すなを)さんの「終の棲家(ショートショート)」
4、とらみな(寅三奈)さんの「【日記】お絵描きしながら後夜祭」
5、旅野そよかぜの「佃煮を求めてきた小さな町 第524話・6.29」
6、旅野そよかぜの「アインシュタインも見てたかなぁ」
7月分の画像を発表します
ということで7月分の画像を発表します。今月も2枚用意しました。こちら好きなほうをお選びください。両方選んで1作品に2枚あるいは2作品とかもOK。どうぞよろしくお願いします。
画像で創作「7月分」の募集要項
募集期間:今から7月31日24時まで(ほぼ1か月)
創作の内容:自由(小説、エッセイ、随筆、コラム、詩、ポエム、短歌、日記など。文章であればなんでもあり)
今回の画像:海の魚を狙う鳥、大きな虹
注意点:無料記事で投稿願います。
なお、この企画は賞金もなければ、優劣をつけるコンテストではありません。タグ付けなど最低限のルールだけで余計な縛りも一切なし。
全員がオンリーワンの優秀作品ということでお気軽にご参加ください。
完成しましたら、7月分はこのページのリンクを張っていただき、
#画像で創作7月分 のタグをつけてください。
私が見つけ次第、専用のマガジンに登録し、その日の小説の後に参加者の紹介をしていきます。どうぞよろしくお願いします。
おまけ:600字程度の超短編小説「タワシ」
「それどうしたの」母は小学生の子供が隠すように持っている茶色いものが気になった。
「ママ、これタワシっていうんだよね」と子供は嬉しそうにタワシを見せる。「う、うん、そうだけど、だからそれどうしたの?」「いっぱい家にあるって友達がくれた」
「そう、でそれ何に使うか知ってる」
「さあ!」子供はそう言いながらたわしを見つめる。茶色いとげのようなものが無数に突き出ていて手にもつと、全体的に鋭利なものが突き刺したような感覚。ただ痛いというほどではない。
「ママ、これの使い方知っているの」
「もちろん。でも今はそれを使わないわ。今はこちらよ」
母は子供をキッチンの前に立たせる。「昔の人はそれで洗い物とかしてたけど、今はこのスポンジがメインだし、しつこい汚れはこの金たわしを使うからねえ」
それを聞いた子供は一瞬寂しそうな表情。しばらく手に持っているタワシを見つめた。「うーん、じゃあ僕が使い方を考えてみる」と言ってタワシを持ってキッチンから出ていく。
「タワシか、懐かしいもの見たわね」母は自分が子供のころ、実家ではタワシが現役で活躍していたことを思い出す。
「ママ、おじいちゃんが喜んでいる!」と子供の声。
「え、おじいちゃんが」母は隣の部屋に入ると、上半身裸になったおじいちゃんが座っていた。子供はその背中にタワシを置き、ゆっくりと上下左右に動かしている。そしておじいちゃんは目をつぶり気持ち様さそうな表情をしているのだった。
ちなみに、ボディ用のたわしは実際に販売されている。
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