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noriyukikawanaka
サイコの鶏唐
「私の人生はこれから変わる」名前の「サイコ」からサイコパスと疑われ、ひどい仕打ちを受けた彩子はついに決断。生まれ故郷を捨てこの町に来た。
遥か遠い町で彩子のことを知っている物は誰ひとりいない。彩子にとってそれは望んだこと。
確かに自分の性格はサイコパスに近いかもしれない。かといって、別に猟奇殺人を起こしたこともなければ、そのようなことを起こそうという発想すらないのだ。
ただ名前の「サイコ」から一方的に勘違いされてしまい息苦しかった日々。もしあの場所にずっと留まるなら本当に事を犯していたかもしれない。
だから未知の新天地に来たことは彩子にとって歓迎すべきことであった。
町に到着し、とりあえずの生活拠点を確保した彩子は、ようやく自らが空腹であることに気付く。
さっそく何か買おうと外に出ると目の前にあるのは鶏唐の専門店だ。「三度の飯より大好きな鶏唐が目の前に!」
喜んだ彩子はさっそく鶏唐を買い貪るように食べた。
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