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最終話 赤と青のトワイライト あれから1週間。赤井さんの母親が亡くなった。 僕は黄葉先輩…
8話 グレーの消防車とさらば透明人間 かける 翔 ぼくのなまえはかける 何かが欠ける。 …
7話 迷子のももちゃんとマリーゴールド 「待って!!」 後ろから足音と聞き覚えのある声が…
6話 やさしい星月夜とみえない信号機 「ゴッホってね」 「うん」 「色覚の異常があったん…
5話 炭酸の抜けたジンジャエールと駅での恋心 「あなたはかわいそう」 「人より全然色が見…
4話 ジョン・レノンのカレーと見えるオレンジフォント カフェ「ブラックバード」で僕らは待…
3話 黄葉先輩と水色のイルカ 「そうなんですか。楽しみですね。」 僕は同じチームの黄葉先輩と自販機の前のベンチに腰掛けていた。休憩時間の僕たちは、缶コーヒーを片手にお互いの近況を情報交換し合っていたところだった。 先輩は昨年、結婚している。先輩の結婚式に僕や赤井さんも呼ばれたのはついこの前のことだと思っていた。けれども僕は先輩のパートナーがご懐妊されたという報告を聞いて「ああ、もうその頃から1年経つんだな」とやけに感慨深い気持ちになった。 黄葉先輩は僕の3つ上で、何か
2話 僕の欠落、そして青と黄色の虹。 「そこにいるのは節子ちゃんですか?」 僕が振り向く…
「青野くんなめる?これ?何色がいい?」 カランと音がした。 サクマドロップスが視界に入る…