「くませんせい」になるまでのマイストーリー③
前回からの続き。
人の行動には理由がある
それは養護教諭養成課程という
保健室の先生になるための学科での学びを通して
やっぱりそうなんだ…と
確信に変わります。
*
私が最初に赴任した中学校は
先生がたくさんお住まいの地域でした。
私の地元だと
「先生のこども」は珍しい存在だったけれど
1学年に何人も居て
職員室でも
あ、あの子は⚪︎⚪︎先生のお子さんだよね。
⚪︎⚪︎先生とは前に一緒に働いたことがあるよ。
今は⚪︎⚪︎小で働いてるよね。
なんて会話が
普通に繰り広げられていて。
私自身は先生のこどもでは無かったけれど
そういえば
私の大学の同級生には
親が先生っていう子も居て
「先生同士の世界では
プライバシーは筒抜けだよ。」
なんて言っていたことがあったな…
こういうことか…
と思ったりしていました。
「夏休みと冬休みしか休みが取れないから
家族サービスはその期間しかない」
「水泳やスキーを教え込まれたり、
頼んでいないのに宿題に手を出して立派なものにしようとする」
なんて達観したように
私の同級生たちは言っていて
それはそれで微笑ましいなと思ってもいたのだけど…
実際に保健室の先生になって
先生のこどもというプレッシャーは
思った以上に大きいことが分かりました。
どの子も
先生のこどもだから
結果を出さなければ…と思っているし
なにか失敗してしまうと
あの子は先生のこどもなのに…と言われるプレッシャーが
常にのしかかっている。
「先生のこどもたち」は
基本的に保健室にあまり来ないけれど
エネルギー切れしたかのように
たまに休みに来る子が多かった。
真面目にコツコツ頑張る子が多かったし
中でも保健委員になってくれた子は
他の先生からも感心されるほど活躍してくれて。
でも私は
この子たちは張り詰めた糸が切れないように
それこそ
もし失敗してもまた立ち上がれるように
セーフティネットみたいな大人の存在が必要だと思っていました。
それに、中にはちょっとした歪みを感じる子も居て。
すごくいい子なんだけど
実は先生によって、影で態度を変えている子。
すごくいい子なんだけど
実はテスト前のプレッシャーにすごく弱い子。
すごくいい子なんだけど
実はクラスで孤立気味で、でも、なんでもないふりをしている子。
いい子はそんなに
注意して見ていなくて大丈夫って
大人たちは思っているけれど
この子たちこそ
本当は大人の目が必要で
ちょっと気に掛けるべき存在だと
思っていました。
実際
この子たちの親である「先生」は
朝から晩まで学校に居るので
家で顔を合わせる時間は少ない。
みんな祖父母の力を借りて
子育てをしていたり
もう中学生なんだから
自分のことは1人でできるよねと
お子さんに自立を求めていたり
先生を続けていくためには
仕方ないのかもしれないけれど…
家族の幸せを犠牲にしてまで
働く意味ってあるんだろうか?
*
公務員になった以上
自分の家族を犠牲にして働くのは
当然なのかもしれない。
実際に私も育休明けに
校長に時短勤務について相談したら
自分のお子さんも大切だけど
でも学校にもたくさんのこどもたちが居て
先生の力を必要としているんだよ
と、言われたことがあります。
校長は確かに正しいし
教員の仕事はやりがいのある仕事です。
でも私は
自分の家族の幸せを犠牲にして働くのは
なんか違うと思ったのです。
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くませんせい
🕊️元・保健室の先生
🕊️こどもの心と体の悩み解決のプロ
🕊️公立小中学校勤務を通し悩みを聞いたこどもは1,000人以上
🕊️くませんせいにだけは、なぜか何でも話してしまうと評判でした
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@miraimiho