不妊原因を知ろう*免疫因子編
こんばんは(^ ^)クマです!
昨日は、不妊原因の中の頸管因子についてお伝えしていきました。
本日は、不妊原因を知ろうの最後になります。
免疫因子についてお話していきます。
それではどうぞ!
◎免疫って?
免疫とは、簡単にいうと、体の中に異物(バイキンとかウイルスとか)が入ってきた時に、そう言ったものを攻撃して、体を守ろうとする働きです。
抗体とは、免疫の基になるものです。
コロナウイルスが流行っているので、免疫とか抗体はよく耳にする言葉かもしれませんね。
抗体検査とは、噛み砕いていうと、あるウイルスや細菌と戦ったことがあるのか、戦ったことにより、そのウイルスや細菌との戦い方を身につけたのかを調べる検査です。
抗体があると、また同じウイルスや細菌が体の中に入ってきた時にすぐ攻撃を開始することができます。
◎体を守ってくれるはずの免疫が不妊に影響するの?
免疫が異常に働くことで妊娠が得られない状態にあることで不妊になることがあります。
具体的にいうと、抗精子抗体や抗透明帯抗体と言われるものです。
抗精子抗体はでは、受精障害をきたします。
抗透明帯抗体では受精障害や着床障害をきたします。
ここでは、抗精子抗体について詳しくお話していきます。
*女性が抗精子抗体を保有している場合
血液の中から子宮内や頸管粘液内に抗精子抗体が分泌され、精子の進入が妨げられます。
もし、子宮内に入ってこれたとしても、抗体によって受精そのものができなくなります。
*男性が抗精子抗体を保有していた場合
精液中に抗精子抗体が存在すると、射精された段階で精子に結合しており、精子の運動を阻害します。そのため、子宮の中に入っていくことができません。
◎抗精子抗体を持っていた場合、治療はどうなるの?
抗精子抗体を持っているからといって妊娠できないわけではありません!
女性が抗精子抗体を持っており、その抗体のレベルが低い場合、人工授精によって妊娠できる可能性があります。
抗体のレベルが高い場合には体外受精が必要になります。
男性が抗精子抗体を持っている場合、体外受精の中でも顕微授精が必要になってきます。
人工授精や体外受精じゃないと妊娠できないわけでもありません!
実は、抗精子抗体にも種類があり、精子を動かなくさせて受精障害をきたすものもあれば、直接的には不妊と関係がないものもあります。
抗精子抗体が検出されたからと言って、その抗体が精子を動かなくするものでなければ、顕微授精を行う必要はなく、タイミングからで大丈夫なこともあります。
いずれにせよ、抗精子抗体は検査しないと知ることができませんので、気になる場合は不妊治療専門の病院で検査してみることをおすすめします。
今日の内容はこれで以上です!
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