重要な役割を担う胚培養士さん
こんにちは(^ ^)クマです!
みなさんの通う病院では、培養士の方と関わる機会ってありますか?
いつも培養室にいてなかなか関わる機会がないという病院も多いのかな?と思います。
私の務める病院では培養士とお話する機会があるのですが、その予約を取る際、患者様から「培養士さんって同じ病院内にいるんですか?」とか「培養士さんとお話するときは別の場所に行くんですよね?」と聞かれることがあります。
意外と培養士って縁の下の力持ち的な感じで、あまり知られてないのかな?と感じることが多いです。
でも本当はすごく大切な役割を担っているんです!
そこで今日は胚培養士について解説していきます。
◎胚培養士って?
不妊治療の病院には医師や看護師だけでなく胚培養士という方も勤務しています。
胚培養士はエンブリオロジストとも言われます。
主な仕事は卵子や精子を取り扱い、受精をさせたり、受精卵のお世話をしたりすることです。
普段は培養室で働いており、人工授精や体外受精、顕微授精といった治療には全て培養士が携わっています。
◎妊娠率を左右しちゃうほどすごく重要なポジション
先ほどもお伝えした通り、培養士は受精のお手伝いもしてくれます。
顕微授精の場合、顕微鏡の元で精子を卵子に注入します。
これが本当に繊細な作業!
卵子も精子も肉眼では見えないほど小さなものです。数字にすると精子が0.05ミリ、卵子が0.2ミリほどです。
これだけ小さいものを取り扱いますので、本当にすごい技術力だと思います。
もしも、培養士の技術が悪ければ、受精卵にダメージを与えてしまうこともあるので、本当に重要な役割であると思います。
◎そんな重要な役割にはどんな人がなれるの?
こんなにも重要な役割を担っているにもかかわらず、実は国家資格ではないのです、、、
妊娠率を左右するほど重要なポジションなので、個人的には国家資格になってほしい、なるべきとは思いますが。
現在は、”生殖補助医療胚培養士”と”認定臨床エンブリオロジスト”という資格があり、農学部系の大学・大学院を卒業した、それらの資格を得た人が胚培養士として活躍しています。
病院によっては3〜5年くらい経験を積んでからじゃないと顕微授精をさせてもらえないというところもあるようで、その基準はあいまいのようです。
国家資格になればこういった基準もしっかり整備されるのではないかと思いますが、、、国家資格にするには難しいようです。
胚培養士は卵子や精子、受精卵に関するプロフェッショナルです!もし、培養士と話をする機会があれば、疑問に思っていることを聞いてみるとすごく詳しく教えてくれると思いますよ∩^ω^∩
本日もご閲覧いただきありがとうございました(*´∇`*)
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