見出し画像

こむら返りを瞬時に解消する方法

今朝、起き抜けに全身で伸びをしたら、左足ふくらはぎがつってしまった。稽古でよほど脚を酷使した時以外、つる事など殆どないのだが、前夜の剣武稽古で集中して動いた割に水分補給が足りなかったのか、極端な気温変化に身体が追いつかなかったのか、珍しい体験だった。

嬉しかったのは、その機会を使ってある実験をする事が出来、見事それに成功した事。こむら返り時には、足のつま先をすね側に引っ張ってふくらはぎを伸ばすのが広く知られている解消手段で、私もこれまではそうして来たが、今回はイタタッ!っとなった瞬間に閃いて、大の字になったまま2つの事を試みたのである。

・横隔膜を楽に柔らかにする
・ふくらはぎに【光の呼吸】を送る(ふくらはぎに光を通すイメージをしつつ息を吐く)

すると、その瞬間、激しい痛みと急激な筋収縮が解消したのだ! これは自分にとっても驚きの体験で、おお!これは緊急時にも実用的に使えるんだ!と、嬉しくなってしまったのである。何しろ私は、こむら返りを起こした自分の足に、全く手も触れていないのだ。

しばらく様子を見ても問題なさそうだったので、そのまま起き上がって歩いてみた。まだふくらはぎの筋肉は若干固まり気味で、完全に筋収縮が解消した訳ではなかったが、念のため「光の呼吸」を入れつつアキレス腱をゆっくり伸ばすような動きをしておいたら、結局、何の問題もなく一日平常に過ごせた。この体験は以下の点において貴重であった。

・予期せぬタイミングで突如生じた激痛下、瞬時に「実験しよう」と思えたこと
・最近発見した2つの法則を即座に活用できたこと
・試してみた結果、即座に痛みが消え激しい筋収縮が収まったこと

熟睡時の「呼吸」を自覚する】に「横隔膜がすっかりリラックスして自然で深い呼吸ができている時は、身体のどこにも緊張が無く、心もすっかり解き放たれてしまう事に気づいた」と書いた通り、横隔膜を緩めることの効果を心底実感したのは、僅か一週間前のこと。

一方、「光の呼吸」はG1/21(KIN38)にLがその感覚を初めて実感した時に命名されたもので、私自身はずっと前から「筋肉に息を通す」という言い方でやり続けていたのだが、そこに「光」のイメージを入れるようにし、特に凝りのある部分に通す手法を取るようになったのは、2021年に入ってからだったと思う。

つまり、もし2020年末ころに「こむら返り」を起こしていても、今回の手法は使えなかったのである。思い浮かべようにも、そういう手法が私の中には存在していなかったからだ。

しかし、何より嬉しかったのは、突如生じた激痛時に「新しい手法を試せた」事だ。いくら平時に準備を重ねていても、イザと言う時に使えなければ意味が無い訳だが、イザという時は狙って選べないからこそイザなのであり、その場に臨んでみない限り使えるのか使えないのかも分からないもの。

それに、「横隔膜リラックス法」も「光の呼吸」も、別に「こむら返り」のために準備したり開発したりしたものではないのだ。だから、仮にそれぞれの知識があったとしても、心(頭)が硬直していたら、咄嗟にそれらを応用することも出来なかっただろう。

ここには、『13の月の暦』を通じた「ものごとを繋げる閃き」や、ここしばらく体操(天真柔操)時に「光の呼吸」を応用して身体に馴染ませていた事が、大きく関与しているように思う。イザという時に実行するには、日常的にその感覚を身体に覚え込ませておく必要がある。

何でもそうだが、その時になって突然やろうと思っても中々できるものでは無い。この記事を読んで、「こむら返りになったら試してみよう」と思う方がいらしたら、普段から「光の呼吸」のイメージを活用して、実際に各所の筋肉が緩むのを実感しておく事だ。

相当勘の良い方なら文章だけでも応用できると思うが、分かったつもりになる「勘違い」というのも良くあるので、本当にコツを掴みたい方は、天真体道瞑想クラスに参加される事をお勧めしたい。そこで行っている動きの中にベースがあるし、言葉や文字では伝えきれない「光を通す」とか「緩ませる」という感覚を、その場では多次元的に伝えられるからだ。

単に身体が柔らかくなるとか、気持ちがほぐれるというようなものではなく、ちゃんと通ったかどうかを確認する方法もある。ひとたび実感すれば、自分でもチェックできるようになるが、一度も体感した事がない人には、いくら口で細かく説明しても伝わらないもの。自分の身体が生まれ変わる感覚は、いつも驚きに満ちている。(D)

*トップ画像は、7番目のウェイブスペルの初日という事で、鬼滅の刃の舞台でもある奥多摩「七代の滝」に差し込む光。

銀河の月25日 1・嵐(KIN79)

いいなと思ったら応援しよう!

クリカ(時間芸術学校)
サポートに感謝いたします! 提唱者のホゼ&ロイディーン・アグエイアス夫妻が伝えた「平和の暦」としての本来の『13の月の暦』の普及活動とチベット・サポート活動に活用させていただきます。