気持ちを「整理」する方法
気持ちを整理するのずっと苦手だった。
今でもあまり得意ではないかもしれない。
普段はとてもポジティブなんだけど、ふとしたことでちょっと嫌な思いをするとそれを2日3日と引きずってしまうのだ。
例えば道行く人がすれ違いざまつぶやいた言葉。
誰かの不機嫌。
そういう、私のせいかもしれないし、全然そうじゃないかもしれない。
そういうあいまいな他人の感情に左右されてしまう。
ずっと苦しくて、でもどうすることも出来ないでいた負のオーラたち。
それは体にまとわりついて離れないほこりみたいなものだった。
それがある日を境にあっさりと手放せるようになったのだ。
それはぱぱっと身体を手で払う事。
雪やほこりを払うようにささっと。
本当に気分が変わる。
不思議なものだけど、本当なのだ。
手当ての効果って本当に有る。
それでもダメなら紙に書く。
これはジェームス・ベイガーという教授が提唱しているジャーナリングという方法で、とにかく嫌な気持ちを紙に書きだすというもの。
あー、あれね。知っていると思った人。
挙手。
はーい。
私も知っているけれどずっとやらなかった一人です。
嫌な気持ちを紙に書くのって、嫌な気分に正面から向き合わなくちゃいけなくて凄く嫌だった。
それって要するに反省文じゃん。
やだよそんなの。
ずっとそう思っていた。
だけど違うのだ。やってみると分かる。
それは自分の心に寄り添うということ。
自分の背中をさすってあげるような行為だった。
紙に書くということは、自分の気持ちを言葉にするということ。
その過程を経ると、とても心が整理されるのだ。
そして文字にした段階で、まとわりついていたマイナスのオーラはすっと離れていく。
この効果を知ったのは書く瞑想という本に書かれている日々のジャーナリングを始めたから。
日々のジャーナリングでは、その日の出来事を良い感情と悪い感情に分けて書く。
そうすることで、感情が整理されていくのだ。
最初は半信半疑だったが、やってみて、負の感情を吐き出す気持ちよさを知った。
いまでも、少し抵抗はある。
負の感情は向き合うのにもエネルギーがいるし、書いたもの誰かに見られたら凄く嫌だ。
しかしそれを超えるくらいの効能が有るのだ。
それを知ったので、今はエイや!とジャーナリングが出来ている。
どこに書くか。書いたものをどうするか。
これはあなた次第なのだけれど、私はデイリージャーナルの裏に書いて保存している。
デイリージャーナルは一週間分手帳に挟んでいるので、必然的に手帳に保管されることになる。
手帳に書くと引き寄せちゃうからダメなんていう人もいるけれど、私の場合はそんなことはない。
多くはそのまま忘れられていく。
たまに見返しているときに目に入ったりするけれど、それはそれ。
もう整理された気持ちなので、心が痛まない。
そうかそうか、ともう一回背中をさすってあげるような気分になる。
そうして忘れていた感情だったのだけれど。
けれど一ヵ月経ってマンスリジャーナリングというものをやってみたら、私の嫌な気持ちの原因はほとんど家族のなんとなく機嫌が悪そうな態度だったことが分かった。
マンスリージャーナリングは一か月分のデイリージャーナルを分析して、翌月の目標を定める作業なのだけど。
なんとなく機嫌が悪そう、というところがミソ。
本当に機嫌が悪かったらこちらも態度を決められるけれど、ため息をつかれたりすると私が悪い気になってしまう。
そしてやたら他人の機嫌をうかがっている自分に気が付いたのだ。
気が付いたら8割解決している。
あとはどうしたら他人から負の感情をもらわないように出来るか。
そして受け取ってしまった負の感情をどうやって早く手放すか。
それを現実的に解決していくだけだ。
負の感情をもらってしまう人。
もしかしたらそれに気が付いてさえいない人。
私もそうでした。一度ぜひジャーナリングしてみて欲しい。
紙に書ければ8割解決。
改善していくと、ストレスにも強くなるので、ぜひぜひ。
良かったらデイリージャーナルについて書いたこちらの記事も読んでみてください。
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