4P田中くん(全51巻|七三太朗, 川三番地)KindleUnlimited傑作選レビュー
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4P田中くん(全51巻)
七三太朗,川三番地 著
同姓同名の有望選手と間違えて入学してしまった田中くんが、努力と工夫でレギュラーを勝ち取り、名だたる強豪校に立ち向かっていくスポ根漫画です。
スポ根と言っても連載は1986年〜96年と、巨人の星やキャプテンよりも新しく、田中くんの明るくポジティブな性格も相まって、悲壮感や痛々しさ要素は少なめです。
また、ド素人だからこその発想と突破力で、甲子園常連校のライバルたちと互角以上の戦いを繰り広げます。
コメディタッチの会話パート、スピード感あふれる試合パートのメリハリが良く、グイグイ読めます。
80年代中期〜90年代といえば、チャンピオンでドカベンの続編・大甲子園(1983〜87年)が始まり、サンデーではタッチ(1981〜86年)が終わり、H2(1992〜99年)が連載されていた頃。
野球漫画の二大巨匠を向こうに、10年に渡りマガジンの看板をしょっていたのも頷ける名作です。
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