
住宅業界未経験から飛び込み、2年で3店舗の店長へ。20代店長のチャレンジ
山梨県の信用金庫から、くふうイエタテカウンターの住宅アドバイザーとして転職。現在は静岡県西部エリア3店舗の店長として活躍する深澤の、入社経緯ややりがいについてうかがいました。
株式会社くふう住まい くふうイエタテカウンター
アピタ磐田店・イオン浜松西店・プレ葉ウォーク浜北店店長
深澤
2022年(株)しずおかオンラインに中途入社し、ラザウォーク甲斐双葉店にてアドバイザー業務に従事。2023年4月、イエタテ事業の継承とともに(株)くふう住まいに転籍。2024年1月よりラザウォーク甲斐双葉店店長、2024年7月より静岡県西部エリアに異動の後、現職。
ーまずは、くふうイエタテカウンターへの転職経緯を教えてください。
高校卒業後、山梨県内の地銀に入社して5年目くらいのときに融資やビジネスマッチングを扱う部署になり、個人の方向けに住宅ローンの案内を行う仕事を行っていました。そのとき、"住宅"を取り扱うことの難しさと楽しさを感じたことが新しい仕事にチャレンジしたいと思うようになったきっかけです。
商材のひとつが住宅ローンだったんですが、専門用語を使いますし、法律と絡むため仕組みも複雑でした。知識がまだ無いお客様に、いかにわかりやすく伝えるか、は当時難しさを感じていましたね。大きな買い物だからこその責任感もありました。その中でも「あなたに提案してもらって良かった」と言ってもらえることは嬉しかったです。
一方、前職は昔ながらの考え方を大切にする文化もあり、新しいことをはじめようとするのに何か月もかかることがありました。その影響でお力になれなかった方がいるのも事実。会社の体制にもどかしさを感じていたときに、もっとスピード感のある環境で、かつやりがいを感じていた"住宅"にかかわる事にチャレンジしてみたいと思うようになりました。

ーそんな前職でのご経験から、なぜくふうイエタテカウンターを選んだのですか?
実は転職エージェントから「紹介する仕事の中で1番珍しい仕事だと思う」と言われたのがイエタテだったんです。だからこそ逆に興味を持ちました(笑)
当時の銀行員としての営業折衝経験、そして興味のあった住宅業界、ということを踏まえ、大手の不動産会社や、住宅メーカーを紹介されました。その中でくふうイエタテカウンターだけが中立的な立場の仕事で、異色だったからそう言われたのかもしれません。ですが、銀行員時代にやっていたビジネスマッチングの仕事への親和性も感じて、逆にチャレンジしたいと思いました。
もう1つの決め手は「若手のうちに成長できる環境だと感じたから」です。ラザウォーク甲斐双葉店が立ち上がったばかりで、これから店舗をより成長させていこうというタイミングでした。マニュアルはもちろんベースにあるものの、過去のやり方にとらわれず新しいやり方もどんどん取り入れていこうという風土は、前職とは違っていて新鮮でした。当時の面接担当者が20代だったことからも、若手から活躍できることが伝わって、後押しになりました。
ー完全な異業界からの転職だったと思います。前職の経験が活かされた点や、反対に苦労された点はどんなことでしたか。
くふうイエタテカウンターでは、注文住宅を検討中のお客様にご来店いただき、家づくりにおいてのご要望、ご予算などをお伺いし、その方にマッチした住宅会社を何社かご紹介します。
そのなかで、住宅ローンのご案内をすることもあるのですが、それは前職でも経験していたので知識を活かすことができました。
ただ、家づくり自体の知識の方はほぼ無かったので、研修のほかに自分で参考になりそうな記事を検索したり、情報誌を購入してインプットしていきました。ただ、ネットや書籍に書いてあることがすべてのお客様に当てはまる訳では無いので、参画してくださってる住宅会社様に教えていただくことも。補助金や金利、建築条件など住宅業界は様々な観点で月や年単位で変わることが多いので、常にアンテナをはって最新の情報を仕入れるのは本当に難しいことです。だからこそ、住宅会社様とお互いに情報交換してwin-winな関係が築けることは当社の強みの1つだと感じました。

また、入社してから1年くらいは「自分が知っている情報をすべて伝えないと!」という焦りから楽しさより必死さが勝っていたと思います。ご来店されるお客様のニーズは千差万別。価格、性能、インテリア、間取り…知れば知るほど奥が深く、すべてを伝えきることに必死でした。加えて、自分とは違うバックボーンのお客様にどんな提案をすれば良いか、ということもはじめは戸惑いました。例えば私は独身なので「どういう間取りが子育てがしやすいか」という問いに、実感値を持って答えられない。じゃあ知識を吸収しようと思っても、どんな知識を得れば良いかが分からない、という状況でした。
ーどうやって乗り越えたのですか。
とにかく経験を積むこと、事例を知ることを徹底して、「情報の取捨選択」ができるようになったと思います。自分の接客経験を積むことはもちろんですが、店長をはじめ店舗のメンバーにどんどん相談して、「こういうお客様の時はどんな案内をすれば良いか」の事例を共有してもらっていました。そうした文化があることはありがたかったですし、各アドバイザーがそれぞれの観点で話をしていることも分かりました。その積み重ねは、「すべてを伝えないといけない」という想いから「このお客様に合った情報を選んでしてお伝えしよう」という意識に変わったと思います。
ーアドバイザーを約2年経験し、ラザウォーク甲斐双葉店の店長へ。その後静岡県西部エリア3店舗の店長に昇格されました。どんな変化がありましたか?
力のかけ方が変わったと思います。アドバイザーの時も、店舗全体の売上は意識していましたが、どちらかと言えば自分にできることを全力でやっていました。自分が頑張れば、お客様へ精度の高いマッチングができ、結果的に成果につながるのでとてもシンプルでした。
店長になった今は、自分が接客できない代わりにメンバーの皆さんのサポートに徹して成果につなげることが求められていると感じます。一人ひとりの強みと弱みを把握し、適切にサポートをする。自分のことだけを考えていた時よりも難しさを感じています。
ー試行錯誤の日々なんですね。
はい、マネジメント経験が無い自分にとっては、チャレンジの日々です。ただ、1人で試行錯誤している訳では無く、ほかの店長との意見交換をしたり、上長とも定期的に1on1の中でアドバイスをもらいながら取り組んでいます!

今後は自分が山梨で培ったことも活かして、静岡県西部エリアを、メンバーの皆さんと一緒に成長させていきたいと考えています。現在西部エリアには幅広い年代のメンバーが在籍しており、皆さん本当に前向きなんです!
日々の業務の中でもお互いに意見を出し合って改善したり、カウンターメンバー全員が参加する会議でも積極的に発言をされていて、カウンターの仕事に誇りややりがいを持ってくださっているんだなと思います。自分が静岡県西部エリアを担当するようになってから、そのことをより感じるようになりました。だからこそ、より一人ひとりが強みを生かせるよう、サポートやレクチャーをし、店舗全体を成長させることが私の今のミッションです。
会社も変革期で、店長やアドバイザーに求められる基準が以前より明確になりました。そんななか複数店舗店長としてそのエリアを引っ張るポジションを任せていただけていることは、無駄にしちゃいけない縁だと感じています。このチャンスを自分の糧にできるよう、日々取り組んでいきたいですね。