猫背矯正や骨盤矯正の効果がない理由を解説します【根本から考えると理解できます】
こんにちは、くどちんです。
今回は、巷でよく目にする「骨盤矯正」や「猫背矯正」という言葉に対する僕の考えを述べさせて頂きます(ちょっと理解しにくいかもですが)。
「骨盤(または猫背)矯正してもその時だけ、まだ続けるべきなんだろうか」
こんな悩みをサクッと解決します。
※本記事は骨盤矯正や猫背矯正をしても「良くならない」という方の悩みに対する記事です。決して骨盤矯正や猫背矯正を否定するものではありませんので先に伝えておきますね(矯正で良くなる人もいる事は事実です)。
<この記事で解決する悩み>
・骨盤(または猫背)矯正しても、効果が持続せず続けるべきかどうか悩んでいる。
・骨盤(または猫背)の矯正をしてみようかどうか悩んでいる。
【結論】:「根本」が直ってないから「元に戻る」ので、続けても意味はないかもです。
いきなり結論をお伝えします。「元に戻る」ということは根本的な部分が直っていないから「元に戻る」ということなので、おそらく継続しても「無駄」かもしれません。
なんでしょうか、感染症のウィルスが存在する限りは感染症は収まらない、感染症を消すためには根本である「ウィルス」の存在を消さないといけないよね、そんな風に例えられるでしょうか。
人の身体に起こる現象には全て「理由」が起こります。逆に言えば理由なく何かが身体で起こることはあり得ません。姿勢の変化、骨格の歪みもその1つと言えます。
おそらくこれを説明するのには「そもそも姿勢とは?」というお話をした方が早いと思いますので、そのお話をしますね。
そもそも姿勢の成り立ちとは?【答え:脳が決めた最適解です】
姿勢というのは「脳が決めた最適解」です。
どういうことかというと、姿勢というのは心身の状況で変化するものです。
きっとあなたも経験があると思いますが、お腹が痛いな〜という時にはどんな姿勢になりますか?きっと身体を丸める姿勢になると思います。これにもちゃんと「理由」があるんです。
身体を丸める姿勢というのは胃や腸といった内臓の緊張(張り)が「緩む」姿勢です。内臓も「筋肉」でできています。故に硬くなっている内臓の筋肉を緩める姿勢をとることで痛みを「緩和」することができるんですね。それを我々は無意識に行っているんです。
もう1つ例を挙げるとするならば、気持ちが明るく開放的になっている人というのはどちらかと言えば姿勢がいいイメージがありますよね!逆を言えば、落ち込んでいる人で胸張って堂々としている人はあまりイメージがないですよね。
このように人の姿勢というのはその人の心身の状態を元に脳が導き出した「最適解」を表しています。
身体の歪みに関しても同じです。よく骨盤の歪みの原因に挙げられる「脚を組む」という行為。
この行為も「脚を組むことで身体にとって良い効果」があるから脚を組んでいるんです。その原因は人によって様々ですが、例えば脚を下ろしているとどこかの筋肉などが緊張(張る)してしまい不快だから脚を組んで筋肉を緩めている事が要因の1つとして考えられます。
この場合、骨盤の歪みを直す事でその原因が取り除かれる場合はOKなのですが(根本の原因が骨盤にある場合)、そうでない場合は「脚を下ろしていると都合が悪い身体」にアプローチする方がベターかなと思います。
ちなみに、こちらの記事でも同じようなことを話しています。猫背が気になる方はどうぞ。
【危険!?】矯正するリスク【変化はゆっくりが自然です】
アプローチの話までしてしまいましたが、結論「姿勢は脳が決めた最適解」なので、必ずしも全てが「矯正すべきものではない」という事を覚えて頂ければ問題ありません。
ではそんな中、矯正してしまうとどんなリスクがあるのでしょうか?
それは「他の部位に痛みなどの症状が発生するリスク」です。
矯正する行為は、「一瞬で身体を外部の力で変える」ことになります。
この「外部の力」というのがミソです。何度もお伝えしていますが、姿勢をはじめとして骨格の歪みは「脳が決めた最適解」です。つまり脳が判断している事なので、体全体に指示が通ります。「こうやってこの部分を歪めるから他の部分はこうやってカバーしてね!」という感じで司令塔のように身体全体に指示を出します。
一方で「外部的な力」で身体の形を変えてしまうと、脳が「急に身体が変わったぞ!どうしよう!」とバタバタしてしまうんですね(もちろんイメージの話ですし、一概には言えません)。うまく対応できれば問題ないのですが、対応できない身体の場合はどこか別の場所に負担がかかるようになってしまう恐れがあります。これがリスクです。
「脳が意図した変化ではないものにはリスクがある」という事ですね。
身体はあくまで「ゆっくり」変化していくことが原理原則です。身長は「ゆっくり」伸びますよね?風邪だって「ゆっくり」治っていきますよね?
急に変化することは身体にとって「負担」になる事があるのです。
矯正をする場合は、この点のリスクを理解して行うと、何か異常事態が起きても落ち着いて対応できると思います。
まとめ:最適解を変化させれば「歪み」は変化します【全体性を大切にしよう】
まとめます。まずは最初に提示したお悩みから。
①骨盤(または猫背)矯正しても、効果が持続せず続けるべきかどうか悩んでいる。
②骨盤(または猫背)の矯正をしてみようかどうか悩んでいる。
こちらの悩みに対する僕の回答は以下の通りです。
①効果が持続しない場合は「脳が変わっていない」事が考えられるので、別のアプローチを検討しましょう。
例:ストレッチ、運動、別の施術など
②とりあえず試してみるで○。ただしリスクは理解しておきましょう。その上で効果を確かめて、変わらないようであれば①です。
この回答でわかる通り、矯正を「否定」しているわけではありません。なので、とりあえずやってみるは○です。そこから、効果を自分で確かめて、その後どうするかを判断しましょう。
サポートありがとうございます!とっても嬉しいです!!絶対に目標を達成します!!!!