姿勢が「良くなりすぎ」とは?【答え:張り過ぎと反り過ぎ】
こんにちは、くどちんです。
今回は「姿勢」についてのお話です。
このタイトルに引かれてここにたどり着いたあなたはきっと「姿勢」に興味があるのだと思います。
そんなあなたが「姿勢を良くしすぎて健康被害を引き起こさないため」に、今回のお話は知っておくと良いかなと思います♪
ぜひ「自分の場合はどうか?」と照らし合わせながら読み進めて下さい!
「姿勢が良くなりすぎ」というのは胸や腰の【反らせ過ぎ】を意味する
僕が思う「姿勢が良くなり過ぎ」のパターンとは以下の画像の2つです。
なんだか向かい合っていて変な感じですね笑。自分で加工しておいて言うのもなんですが。
この画像を見てみると、なんだか兵隊同士が向かい合っているように見えませんか?
これは冗談ではなくて、もしそのように見えた方はその違和感は正解です。
ちょっといきなり脱線してしまいますが、
自然体から逸脱した姿勢には「違和感」が生まれます。
つまり逆を言えば自然体の姿勢は自分も周りも「なにも感じません」。故に「良い姿勢」は見ていて「違和感」がない姿勢とも言えるんですね。
実は、この話のルーツは「ヨガ」にあります。
昔僕が通っていたヨガクラスの先生が言っていた言葉がそれです。「健康とは『無』であること」という言葉。
なにもない、なにも感じない。
これが我々が目指すべき姿らしいです。
この話は「見ていて違和感がある」という話に繋がるかなと思います。
はい、では話を戻しますね。
もう一度画像を出します笑
①は「胸を張り過ぎている」パターン、そして②は「腰を反り過ぎているパターン」です。
「姿勢を良くしてみてください!」と言われた時にあなたはどちらのパターンになっていますか?
どちらも一見すると「良い姿勢」のように見えますが、どちらも「やり過ぎ」です。
おそらくですが、①のパターンですと「背中」に、そして②のパターンですと「腰」の部分で、筋肉に力が入っている感覚があるかと思います(←これ、『無』じゃないですよねー!)
意外と「姿勢を良くする」というと上の2つの姿勢パターンをとってしまっている方が多くいます。
当てはまった方は要注意です!姿勢の修正が必要です!
なぜ「姿勢が良くなり過ぎ」はいけないのか?【腰痛や自律神経の乱れを引き起こします】
では、なぜ「姿勢を良くし過ぎる」ことは問題なのでしょうか?
それは「腰や背中に過剰なストレスがかかるから」です。
もう一度「やり過ぎ」の画像を出しますね。
①のパターンですと背中に力が入っており、背中の部分にストレスがかかります。
結果として、背中の「コリ」を感じやすくなります。
また、背中は「自律神経」と関係している場所でもありますので、自律神経の乱れを引き起こす可能性があります。
また、②のパターンは腰にストレスがかかりますので、「腰痛」を引き起こす可能性があります。
事実、僕は臨床でこのような姿勢をとっていて、腰痛を引き起こしている患者さんを何人も見てきました。なのでこのお話は間違いありません。
はい。
このように「やり過ぎ」の姿勢には様々な健康被害を引き起こす可能性があるので、やり過ぎの姿勢には注意しましょう!ということです。
どうやって修正すればいいの?【答え:ちょっと力を抜きましょ】
「あ、自分はやり過ぎだった!」という方へ、最後に、じゃあどうやって直したらいいの!?というアドバイスですが「ちょっぴり力を抜きましょう!」ということだけです。
方法はホントに簡単。
いつもの「やり過ぎの姿勢」から3割くらい力を抜けばOKです(3割というのは感覚のお話で、ちょっぴりの比喩表現です)。
すると、最初の方で話した『無』に近づきませんか?笑
それで正解です。
でもちょっと待った!
もしかしたら鏡で、ちょっぴり力を抜いた姿勢を見たら「え、猫背じゃん・・・」て思うかもしれません。
だけど!断言します。おそらく周りはそれほど「猫背」とは思わないです。
僕の経験上、姿勢を良くし過ぎている方は「姿勢」に対する感覚がズレている人が多いです。
客観的にみると「全然猫背じゃないけど!」という姿勢をしていても「すごい猫背なんです!!!」と言う人が意外と多くいます。
その都度僕は鏡で見せたり、スマホで撮った本人の画像を見せてあげるんですが、どこか不満げ・・・。
根本的な意味で「姿勢」を直していくには「身体感覚」を直しているケースもありますね。
【ちなみに】③の人は姿勢を良くしないで下さい
下に画像を用意しました。3つの姿勢パターンを並べた画像です。
ここで質問。
自分の姿勢は一体どこに分類されますか?(自分の姿勢の観察は必ず「客観的」にみてくださいね)。
さて、わかりましたか?(もし3つのパターンに、自分の姿勢がなければごめんなさい!!!反り腰方とかはないです)
結論を先に言いますと③の方は姿勢を良くしようとしないで下さい。
理由は「もう十分良い姿勢だから」です。
今以上に良くしようとすると、上記したように「やり過ぎ」になり、健康被害を引き起こす可能性が高くなります。
あなたの姿勢はもう十分「美しい」です!
ぜひ、ご注意を!
【まとめ】姿勢は「ビシ!」と「ゆる」のバランスが大事です
では最後にもう一度簡単におさらいしておきますね。
<姿勢が良くなり過ぎとは?>
→胸の張り過ぎと腰の反り過ぎの事を指します、
<なぜそれが良くないのか?>
→胸の張り過ぎは「自律神経の乱れ」を、腰の反り過ぎは「腰痛」を引き起こす可能性があるから。
<やり過ぎにならないためにはどうしたらいいの?>
→「やり過ぎ」に該当した方は、いつもの姿勢から「3割くらい」脱力しましょう(違和感があるかもしれないですが、安心してください)
僕が考えるに、姿勢で大切なのは「パターンの多さとバランス」です。
いろんな姿勢が取れて、必要な時に「ビシっと」できて、不要な時は「だらっと」できる緊張とリラックスのバランス、これが大切だと思っています。
つまりは「猫ちゃん」のようなスタイルが理想的だと思っています。
獲物を狙う時は「緊張感のある姿勢」で!
そして、それ以外は「ダラっと」した姿勢。
意外と人間でこの切り替えがうまくできている人は少ないです。僕が病院で働いていて、患者さんとしてくる人はどちらかに偏っている人が多い印象です。
まぁ姿勢に関してはいろんな考えがあるので、どれが正解であるとは言いませんが、僕個人的には猫ちゃんのような体を目指していきたいと思っています♪
(ちなみに僕はワンコも同じくらい好きです笑)
今回はこのへんで・・・。
でわ♪
サポートありがとうございます!とっても嬉しいです!!絶対に目標を達成します!!!!