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孤独の楽しみ方

ひとりを楽しめたら、二人の時間がたまらなく幸せになる気がしている。孤独を愛せたら、誰かと過ごす時間がもっと、豊かになる気がする。


映画も、いつか没頭して読んだ小説も、わたしの孤独を語った。いや、重ねた。孤独で無ければ描けない絵がある。孤独を知らねば歌えない詩がある。それならば全力で、孤独を楽しんでやりたい。


誰かをコントロールしようとする癖。彼の予定を把握してないと、不安になること。その割に、聞いたら面倒くさがられるかなと思って何も言えないこと。全部本当の自分だ。そして、そんな自分が嫌で仕方なくて、大丈夫なふりをする。


でも、大丈夫な自分で在りたいと思うが余り、そんな自分を許せなくなって、苦しいのだろう。自分で認めてあげれないわたしを、彼に見せれるわけがないのだ。


悲しんではいけないんだと思った。そんなふうに思ってしまった夜。ただ女の子と会うということが不安なんじゃない。それが嫌なんじゃない。


でも、どうしたらいいのか、この寂しい気持ちをどう伝えたらいいのか、どう消化したらいいのか、わからない。彼の発言にわたしが悲しむと、もう彼は今後何も伝えてくれなくなるんじゃないかと思って、それは嫌だから、何も言えなかった。



情けない。でも本当は大丈夫だったりもする。だからこそ、難しい。彼に問題があるとは思っていないし、自分が悪いとかでもなくて、ただ私が、今は孤独を楽しみきれていないなあ、と思った。今はその考えに至った段階だ。


ゆっくりでいいのだけど、彼の言葉を信じていたいし、いや、彼の目を見ればそれが嘘だなんて思えないのだけど、どうしても独り善がりなわたしを、どうか許してほしい。それが願いだ。

出来ればまだ、こんなよわよわへにょへにょなわたしのことも、抱きしめてほしいと思う。そして、彼の幸せを願っていること、あなたが笑ってるならそれでいいと本気で思ってることも、信じてくれてたらいいな。



自由にいてね
自由にいるね


あなたの孤独があなたを強くするように

この孤独はわたしだけのもので、
わたしの強さの秘訣なのだから
伝わらなくたっていいのだ

そうだそうだ
やっぱりそうだ


君に会いたいな



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