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クボショウヤ/美容師アシスタント技術モデル募集
2019年9月12日 06:24
こんなに穏やかな時間はいつぶりだろう歩き続けてからいや毎日過ごしていた中でもなかった感覚そんなに追われていただろうかそりゃあ、課題もあれば部活、バイト、友人との付き合いだってないわけじゃない知らず知らずのうちに、必要のない事まで振り回していたのかもしれない今だって、追いかけているものが無いわけじゃない無事にいつもの街に戻るカズキを日常に帰すそれをやってあげられるのは今、私しか
2019年9月11日 12:50
静かに視界が、白んでくる朝だもう何回目の朝だろうか分からないあの日から、ちょっとずつ、休みながらひたすら見える街を目指す手前にもかつての面影を残した跡地があった誰も人はいないやはり、この外の世界に暮らす人は居ないのだろうか、そうとしか考えられないとも思っていた有名な景色が見える場所、そういう所がある街は文字通り囲われて、今も存在するそうでない、なんでもなかった街はもう衰退するしか
2019年9月10日 14:10
こんなに歩いたのはいつぶりだろうか普段はもう、歩くなんて事はほとんどない移動する床に小型の自動二輪車、高速移動の車両当たり前だと錯覚していた全身の筋肉が少しずつ、また少しずつと引き裂かれる思い健康に過ごすには体を動かした方がいいとはよく言ったものだこんな社会に普段の健康なんてもはや必要なかったのか生きていけたって事は確かだそれでも、必ず連れ帰らなきゃ行けないんだカズキを彼はほとん
2019年9月9日 08:11
見たこともない景色そんなもの、生きている世界にあるはずないなんて思っていたきっと世界のどこに行っても、無機質で均整のとれた街並みが変わらずあると思っていた知っていた世界は思いもよらずちっぽけだったんだちょうど上り始めた太陽に照らされ、見えている景色は沢山の光を抱えていたかつては私たちの街と同じ建物だったのか今では緑のベール植物?みたいなものなの覆われてしまって、穴ぼこだらけだこんな時
2019年9月8日 08:55
気を失っていたのだろうかゆっくりと目を開ける時間はそんなに経ってない周りの静けさがより頭の痛みを強くする『みんな?』呼びかけたところで声が聞こえない周りに人がいる雰囲気はまるでないふと、小さな頭が目の前に見えた『カズキ、、、!』ちょうど瓦礫に挟まるようにカズキはそこにいた『お姉ちゃん、、、?』反応している、よかった、無事みたいだ自分で瓦礫の隙間から無理やり体を抜け出してカズ
2019年9月7日 07:20
『よく来たねぇ』朗らか。穏やか。ゆったりとした口調で微笑みながら話す『久しぶり、おばあちゃん』時間が空いても安心を感じられるのは人柄によるものだ、温かい気持ちになるはしゃいでいるカズキにも、ウンウンと頷きながらお家に向かうこんな日々は、いつぶりだろうか毎日過ごしているだけであくせくしてしまう私もおばあちゃんになったら、こんな風に子供達に安心を届けてやれるのだろうか未来を先んじて不
2019年9月6日 07:34
『あれ、ここどこ?』戸惑いながらアカネは周りを見渡す見慣れない均整のとれていない街建物は色も形も大きさも違って異常な煙が立ち上り、地面のデコボコは全く移動することに適していない何を取っても知らないところだらけの場所でアカネは不安になる『ここ、おばあちゃんの街、、?』いや、ありえないこんなところじゃなかったそれに、カズキも家族も誰もいない何か勘違い、いや夢でも見ているのだろうそ
2019年9月5日 06:48
朝を迎えた街キラキラ光り始める建物の反射で、アカネは目を覚ますいつのまに寝てしまったのだろうか気付いたら用意をしなくちゃいけない時間だった少し寝ぼけたまま慌てて準備をし始めるもちろん、どれもこれもおばあちゃんに喜んでもらえるようにアカネたちの街から割とそれなりの距離にあるおばあちゃんの街だが、この世界街並みはほとんど統一化されていて、特に代わり映えなんてしないあるのは普段出会えな
2019年9月4日 08:30
空は青い。広々とした大地は緑を生い茂らせ、川はせせらぎを届けてくれる。僕らの世界は、感動する景色や物でいっぱいだ。 外に行くことは、ドキドキする。今日も家を飛び出して、学校に向かう。移転革命が起きた私たちの街移動に時間をかける事は最早有り得ない事だった。家を出たら五分で目的地にたどり着く。遠くの方になればそれは少し長くなるが、1時間あれば山口から青森まですぐだ。アカネは起きてすぐ