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落としたのは恋心でしたⅣ
朝、目覚めると遠藤さんに抱きつかれていた。
○:遠藤さーん…。
こんなにぎゅっと抱きしめられていると、動きたくても動けない。
何度か呼びかけてみたけれど全く反応もなく、規則正しい寝息が胸元から聞こえるだけだった。
〇:仕方がないか...。
そう呟いて僕は再度眠りにつくことになった―
遠:ンンッ..ハッ⁉︎
○:..。
遠:よかった...○○さん起きてない...
助かった。
抱き枕が
落としたのは恋心でしたⅢ
「本当に⁉︎」
○:うん、僕でよけ..
賀:嬉しい..!!
〇:うわっ..!?
あの時の僕に飛びついてきたときの笑顔は今でも忘れられない。
その後行われたインターハイを遥香はみにきてくれた。
残念ながら一回戦敗退となったけれど彼女は試合が終わった後にかっこよかっただなんて言ってくれて僕もすごくうれしかったことをよく覚えている。
その後、付き合えたばかりということもあって、今週の一枚には僕
落としたのは恋心でしたⅡ
遠藤さんと別れてから街をひたすら走って
気づけば元カノの家の前に来ていた。
○:ハァッハァッハァッ…。
?:○○…?
○:遥香…?
賀:どうしてここに…?
僕はなにも言わずに抱き寄せた。
ただ、その温もりが僕の心の傷を癒すと信じて。
賀:き、急にどうしたの…?
○:ごめん…なんでだろ…
心の中ではきっと求めていたんだろう。
遥香という存在を。
そして同時に気づくんだ。
自らの愚かさ
落としたのは恋心でしたⅠ
「ごめん、もう君とは付き合えない。」
高校生からずっと付き合ってきた彼女と別れることにした。
理由は彼女の浮気だ。
『待って…!私…変わるから…‼︎お願い…!』
「ごめん。もう、信じられない。」
サヨナラ。
そう言い残して僕はその場を後にした―
初めは信じられなかった。
まさか彼女が浮気をしていたなんて。
別れてから数日経った今もずっと好きだった彼女のことをそんなにすぐ嫌いになること