夏にお勧めな薬膳レシピ
中医学で夏に起きやすい症状とは?
中医学では、夏は五臓の図の【心】にあたります。【心】は字の通りこころに関係しており、夏は精神の乱れや、不眠を起こしやすくストレスが溜まりやすい季節です。また【痰湿(※)】も多くなる事から、皮膚炎が悪化しやすい時期にもなります。今回紹介する食材を日々の食事に取り入れて夏を乗り越えましょう。(※)痰湿とは水分代謝が上手くいかず水分が停滞し、不要な物質が溜まっている状態です 。
夏にお勧めな食材
・精神の乱れ、不眠に良い食材
ひじき、ちんげん菜、百合根(ゆりね)、紅茶、緑茶
・体内の痰湿、熱を取り除く食材
緑豆、はとむぎ、アスパラガス、いんげん豆、冬瓜、苦瓜、トマト、きゅうり、わかめ、のり
・夏バテ防止(補気)に良い食材
山芋、かぼちゃ、大豆、とうもろこし、鶏肉
お勧めの夏レシピ
大豆と鶏肉のトマトスープ
材料(2人前)
・トマト 大1個
・水煮大豆 30g
・鶏肉 150g
・水 300ml
・鶏ガラスープの素 大さじ1
・塩、コショウ お好みで
作り方
①トマトを小口切り、鶏肉を一口サイズに切る。
②水を沸騰させ鶏肉を煮る、火が通ったら、大豆、トマトの順番に入れる
③鶏ガラスープを入れ、よくかき混ぜ、お好みで塩こしょうで味を整え完成
コメント
大豆と鶏肉には体力を補う作用があります。トマトには体の熱、【痰湿】を取り除く効果があります。夏場は冷たいものを食べすぎて胃腸に負担をかけやすい季節になりますので、温かいスープを摂る事をお勧めします。スープパスタにするのもお勧めです。