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「10年持ち続けたい」と思えるプロダクト|2020

今年はステイホームの期間が長く、自分の生活空間や生活体験と向き合う機会が多い一年になりました。
こんな一年だったからこそ、今後10年持ち続けたいという観点から生活の質を向上させたものを記録しておこうと思います。

数年後の自分がこの記事を読み返して、こんな一年もあったなと懐かしく振り返れるといいなと思います。

1. HAY|Pyramid desk

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1点目はリモートワークの母艦となる机。
リモートワークになってすぐの頃はダイニングテーブルで作業していたのですが、オンとオフの境目がなくなり本当に朝から深夜まで仕事をしてしまっていたので、仕事部屋を作ろうと思い、HAYのPyramid deskを購入しました。(ただ、正規店で買うと到着まで4〜5ヶ月かかると言われたため、初の個人輸入をしました笑)
HAYらしい無駄のないデザインもさることながら、サイズ感や質感含めとても気に入っています。

2. Herman Miller|Sayl Chair

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投資して一番身体的な効果を感じたのが、ハーマンミラーのセイルチェア。
リモートワークに入った直後に家のインテリアと合うスレートグレーのものを新調しました。
「最小限の素材で最高のものを生み出す」デザインを模索し、サンフランシスコのランドマーク“ゴールデンゲートブリッジ”を眺めていたときに着想を得て、吊り橋の工学原理を応用して生まれたというセイルチェアのストーリーもとても好きで、ずっと欲しいなと思っていました。
この椅子が来るまでダイニング用の椅子に長時間座り腰と背中と肩がバキバキになるのを体験して、改めてオフィスにあるセイルチェアのありがたみを実感した一年となりました。


3. Aesop|Istros Aromatique Room Spray

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一日中継ぎ目なくリモート会議ばかりしていると、リフレッシュできる時間が限られます。そんな時は一瞬画面をオフにしてルームスプレーで空間ごとモードを切り替えるときにこのルームスプレーを使っています。
Aesopは「売らない」という哲学を持っているブランドとしても有名ですが、コロナ禍においていち早くソーシャルディスタンスを取りながらホスピタリティ溢れる店舗体験を提供しているところに、真に製品を愛する人を従業員にするというブランドの思想を感じました。
お風呂に入る前にワンプッシュしてもいい感じで、モダンで大人なスモーキーな香りが心地よいです。

4. OURA Ring

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噂のŌURA Ring。
運動量が減ったからか長い間不眠に苦しんでいたのですが、睡眠を改善するためにテアニンのサプリを飲みつつ、この指輪型のスマートリングで睡眠の質を測ることにしました。
自分が体感している睡眠の質と計測されたものの差分と、改善活動によってスコアが良くなる喜びから継続して毎日つけています。
購入前は少しゴツいかな?と思っていたのですが、付け続けてもストレスにならないくらい軽くデザイン性もいいため普段着にも馴染み、電池持ちもいいので数日間充電しなくていいのもおすすめポイントです。
最近ではコロナ感染の予想をこのスマートリングから取れるデータを活用して行えないか研究されているというニュースもありましたね。

5. SIGMA fp

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今年ベンチャー界隈で最も話題になったカメラと言っても過言ではないSIGMA fp。
私自身ちゃんとしたカメラを持っていなかったので使わなくなる可能性が高いなと思って一眼は選択肢から外していたのですが、fpは16:9の画角で撮れたりMacに接続して外部カメラとして使えたりなど、色々と好みな部分が多く誘惑に負けてしまいました。
撮れる写真のクオリティも高く、満足度はかなり高いです。

6. TWI HATRA|Homewear

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HATRA初のホームウェアレーベルから出たファーストプロダクトのセットアップです。
眠りの時間や昼と夜の間の曖昧な時間帯にフィットするとても質感と着心地の良いホームウェアで、現在はもう販売終了していますが、このホームウェアによって家での快適性のクオリティが一段上がりました。

7. FADEN TOKYO|018_NICO

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ベーシックデザイン+多機能=FADEN TOKYOというコンセプトを体現するように、もう本当にずっと探し求めていたシンプルさと機能性を兼ね備えた理想系のバックパックです。(Aerのバックパックから一瞬で乗り換えました笑)
ディレクターのJ.Jさんとはコロナの直前に飲みに行く約束をしていたのですが、結局そのまま緊急事態宣言が出てしまいまだお会いできていなくて悲しい...来年こそはお会いしたいです。

8. BAUM|HYDRO ESSENCE LOTION/MOISTURIZING EMULSION

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「樹木と人との共生・美しい循環」をマニュフェストとして掲げる、資生堂からデビューしたスキンケアブランド BAUM
カリモク家具の端材やレフィルタイプのパッケージによる環境負荷軽減など、これからのことを考えた長く寄り添ってくれる製品を探していたので、リリース前から注目していて、使い心地も良くリピートしています。
以下は、BAUMのブランドフィルム。

9. ETHOSENS|CUT OFF MUFLAR COLLAR COAT

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外出の楽しみがほとんどない一年でした。
そんな中、出かけることをとても楽しみに変えてくれたETHOSENSのコート。
このコートに辿り着いたときにはもうすでに全店舗で完売していたのですが、問い合わせをさせていただいたところ、お店に1点だけ職人さんが手仕事で1から作った一番最初のサンプル品があると親切にも教えていただき、会社から近いこともあり即試着しにいったらもう一目惚れで、その場で購入させていただきました。ETHOSENS 円崎さんありがとうございました。
「習慣や特質の中から生まれるすべての感覚に目を向けることで、新しい発見がある」という思想を掲げるETHOSENSの服は、今後10年以上大切に着たいと思える服でした。

10. yoshiokubo|face mask

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以前では考えられないくらい、今年はマスクが欠かせない一年でした。
そんな状況になった初期の頃からファッションブランドとしては珍しくマスクを販売していたyoshiokubo。
首かけのマスクコードをつけたのも当時はこのブランドくらいだったと思います。
マスクという仕方なく付けるものをファッションとして付けたくなるものに変えてくれた逸品。

11. TEATORA|CARTRIDGE POLO SHIRT / Wallet Pants

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ワークチェアで戦うクリエーターのためのワークウェアメーカーTEATORAのプロダクト。
座って働くということに重点を置いて作られたプロダクトはとてもワークスタイルに馴染み、その素材の機能性は出張や旅にも適しています。
季節によって素材が変わったり品揃えも流動的になるのがこのブランドのこだわりを感じるポイント

12. Christo & Jeanne-Claude|Wrapped Reichstag, West Berlin 【Signed Poster】

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私が大好きなクリスト&ジャンヌ=クロードによる、直筆サイン入りのアートポスターです。
残念ながらクリストは2020年5月に逝去されましたが、彼らの残らない風景を人の中に残すようなアプローチとその規模の壮大さ、そして資金を捻出する方法にとても影響を受けていました。
そんな彼らの直筆サインが入ったポスターが手に入ったので、特注サイズの額に入れて仕事部屋に飾り、時間を超えて感情を揺さぶるような瞬間を作りたいと常に思い返せる起点にしています。
以下の動画で僕の大好きなSurrounded Islandsという作品についてクリスト本人が語っているので是非。

13. LOGIC

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忙しく働くプロフェッショナルのためのミニマル・スキンケアブランド LOGIC。
あのブランディング等のデザインに定評のある PARKの佐々木さんが立ち上げたブランドなのもあり、かなりデザイン性がよくプロダクトとしてもミニマルな機能性にとても共感して、クラウドファンディングで支援させていただきました。
「目指したのはワークツールとしてのスキンケア」というのも痺れます。
今は通常販売もされているので、肌のケアに「めんどくさい」を感じる全ての人におすすめです。

14. Dr.Pauhls|Dental Tube Sealing Set

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「Qualifying every breath of your life.」をコンセプトに掲げる韓国のD2Cブランド Dr.Pauhlsを見つけた時の衝撃は忘れられません...。
長年の悩みだったインテリアに馴染まず隠すしかない歯磨き粉のパッケージデザイン問題がやっと解決しました。
味もおしゃれ。3本セットを買いました。

15. Rams|Documentary Movie

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私の大好きな巨匠ディーター・ラムスのドキュメンタリームービー
彼と同じ時代に生きているというだけでもとてもすごいことなのですが、そのご本人の声で語られる普遍的なデザインについての思想。
最後の方に出てくる彼の自宅の庭には盆栽があり、日本の思想が大きく影響を及ぼしたことも想像ができます。
10年後も見返すであろう素敵なドキュメンタリーでした。

最後に

こう振り返ると、ブランドの思想や考え方、そして一貫した姿勢に共感をしたプロダクトを多く自分の身の回りに置いた一年だったようにも思えます。
コロナという誰もが予想しなかったものによって、多くの変化が生まれました。良い変化も悪い変化もあり、感情を大きく外的要因から揺さぶられた一年でもありました。
そんな一年を経て、まだまだ力不足を感じる日々ですが、少しでも良い世界に前進できるよう、今回ご紹介したプロダクトを作っているブランドの方々のように良い思想を持って来年も頑張りたいと思います。

ここに記載したもの以外にもたくさん買ったのですが、多くなり過ぎてしまうので一旦ここまでにします。
それでは皆様良いお年を。

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國光俊樹
記事を最後まで読んでくださってありがとうございます。とても嬉しいです!

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