私のストレス解消法
私も在職中ずっとストレスに悩まされ、少しでも解消する為に腐心してきました。しかし正直なところ、ストレスをすっきりと消し去る方法は見つけられませんでした。
その時はすっきりしても、すぐに又湧き出してきてしまうのです。
ストレスとは、なかなか厄介なものですね。
今日はそんなストレスを、すっきり解消とはいかないまでも、少しでも軽くするために私が実践していた方法をいくつか紹介します。
＜ストレスとは＞
まず、ストレスとは何なのかということから考えてみましょう。
何かの心配事だったり、将来に対する不安だったり、体調が悪くてイライラして怒りっぽくなったり、眠れなくなったりします。
そうすると段々集中できなくなってきて、やる気がなくなり、投げやりになり、何にも興味がなくなってきてしまいます。
これらは、騒音や気温などの環境の外的な要因からきたり、病気やケガから来ることもありますが、私の場合一番多かったのが仕事にまつわることです。
人間関係のトラブルや、プレッシャー、仕事が順調でないことへの不安、収入が上がらないことへの不満など様々なことからストレスを抱えていました。
これらは全て自分の思い描くストーリーと、実際に起こっていることとのギャップからきています。いわゆる理想と現実とのズレです。
これを修正したくてもできない、又はうまくいかない時に、ストレスとなって現れるのです。
＜ストレスへの対処＞
私は若いころ、ストレスがたまってくると、“やけ酒”や“やけ食い”に走っていました。
今はお酒もタバコも止めてしまっているのですが、昔はどちらも結構やっていました。
おいしいものをたらふく食べて、お酒を煽って酔っぱらってから眠るのです。そうしないと眠れなかったからです。
あまり健康的とは言えませんね。
そんな中、４７歳から始めたウインドサーフィは、ストレス解消にとても役立ちました。
海の上で、うまくなることだけを考えて、スピードを出してボードを走らせ、陸に上がると仲間と他愛ないことで大声で笑うのです。帰りに焼き肉だと最高の締めくくりです。ストレスは吹っ飛びます。
好きなスポーツや趣味に没頭する時間をとることはストレス解消に大いに役立ちます。
しかし、楽しい時間も休み明けには又憂鬱な日々が始まります。
そんな時に私が実践していたことは、先ほどもあったように“笑う”ことです。
仕事の合間の世間話であっても、楽しそうな話題を見つけては心の底から笑うのです。
その時は心のつっかえを忘れて、その面白い話題に集中して笑うのです。
するとフワッと心が軽くなり、新しいアイデアがパッと生まれたりするのです。
笑顔であいさつし、明るく振舞い、相手の話をよく聞き、否定的なことは口にせず、積極的に常に人より一歩先を行くようにすれば、心が沈む暇はなくなってきます。
そしてそのストレスの最大の原因を取り除く、或いは遠のける、自分から離れること、これも有効です。
これらは、相手がどうにかなってくれるのを待つのではなく、自分から行動を起こすことが大事です。
相手が変わることを期待していては、いつまでたってもストレスから逃れることはできません。
ただ我慢するのではなく、自分からアクションを起こすことで、局面を打開できる糸口をつかむことができるのです。
とにかく仕事に集中し、頑張ってやり遂げる、これだけでも周囲からの信頼も増し、協力も得られるようになり、ストレスは徐々に減っていきます。
その他、ちょっとしたことですが、よく実践していたのが、
日陰でなく日向を歩くことです。心が沈んでくると、明るい所を避けようとする気持ちが働きますが、敢えて日の光の当たっているところを歩くようにするのです。すると、太陽のエネルギーを受け取って、暗くなっていた心が消えていくのがわかります。ただし、真夏の炎天下は熱中症に注意ですね。
好きな香りをかいだり、好きな音楽を聴くというのもよくやっていました。香りの効果は長続きしませんが、その時は気分良く過ごせます。
机を整理していらないものを捨てることは、始める前に「よいっしょッ」という気合がいりますが、いい気分転換になります。いらないものを捨てる際に、いやなストレスも捨てている気になって、スッキリします。この時は、腕時計も外して行うとより効果的に感じます。
遠くの緑を見て深呼吸すると、目にも頭にも新鮮です。悪いものを吐き出すイメージです。
休みの日に靴を磨くと、「明日からまた頑張るぞ！」という気持ちが湧いてきます。
南の島でゆっくりのんびりする計画（計画だけ）を立ててみるか、計画までしなくてもそこにいる自分を思い描いていろいろとシミュレーションしてみると楽しくなってきます。
敢えて夜更かしをしてでも映画やアニメを見て、そこにのめりこんで涙を流すと、見終わった後不思議とすっきりしています。
ぬる湯でゆっくり半身浴をしていると、アイデアや解決策が浮かんできます。
・・・・・などなど。
とにかく“あがいてください”。
もがいて苦しみぬいていけば這い上がる道は必ず見えてきます。
真っ暗だと思っていた目の前に光が差し込んでくるのです。
繰り返しますが、じっと我慢しているだけではストレスはなくならないばかりか、どんどん増えてきて、そのうち耐えられなくなってしまいます。
そうならないうちに自分から動き出してください。
自分なりの解決策が見つかるはずです。
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