はじめての職場
今日は、新卒配属でお世話になった古巣のパーティーにご招待いただきました。久しぶりの幕張です。
幕張に通っていたのは社内でデータサイエンティストに転身する前ことで、もう十年以上前になります。かつてのチームメイトや開発者、先輩方とお話することができ、とても朗らかな時間となりました。
私は随分前に離れてしまいましたが、私が開発していた製品が改良を重ねながら世に送り出され続けているというのは、本当に嬉しいことです。そのビジネスが多くの人によって支えられてきたのだということを、改めて実感しました。
自分の仕事の土台を作ったのは幕張での経験だったと今も思っています。伝統的な大きな企業にいながらチャレンジに満ちた経験ができたことは、とても幸運でした。
とにかく密度の濃い8年間で、常に時間がなく、自分のキャパシティを超えた責務と向き合いながら走り抜けました。私のような若手の生意気な提言を真正面から受け止めてくれる文化と、最後の砦だという逃げないマインド。そして仕事をこなすのではなく自らビジネスを作るという姿勢。
こうしたことは普通のことだと当時は思っていましたが、その後様々な職場を経験する中で、必ずしもそうではないんだなと気づきました。はじめての職場は稀な組織だったのです。
今日のパーティーでは思いがけずマイクが回ってきましたが、想定外すぎてしどろもどろになってしまいました。なので、帰りの電車の中で本当に言いたかったことを書きました。みんなありがとうね。