新しい戦略を浸透させる秘訣!KPI変更と体制作りの重要性
突然ですが、戦略とKPIこの2つは切っても切れない関係にあります。戦略策定とKPI策定どちらか片方だけで検討が終わってないでしょうか?
今日は、組織の変え方について、お話ししたいと思います。
事業やサービスがうまくいっていないとき、みなさんはどのような活動をするべきだと思いますのでしょうか?今日は、新しい戦略を導入したときにの話をしたいと思います。
まず、事業がうまくいっていないときは、戦略が良くないというのは誰もがわかると思います。そして、その戦略を変えるという宣言をしても、なかなか組織が変わらないということはないでしょうか?
戦略変更をうまく組織に浸透させるためのコツをお話ししたいと思います。
1.KPIを変更する
まず、一番初めにやらなきゃいけないことはKPIを変更することです。人間が動くものというのものは決まっていて、それは2つあリマス。1つが、「その人がやりたいこと」もう一つが、「やらなきゃいけない状態にあるもの」です。「やりたこと」というのは他人には変えられないものに等しいので、コントロールできるのは、「やらなきゃいけない状態にあるもの」を変えることです。会社で働いていれば、評価指標というのがあるので、戦略を変更したければ、評価指標を変える=KPIを変えるということをする必要がありません。戦略を変えて、KPIを変えないというのは絶対に人は動きません。
例えば、マーケティングにおいて、SNSマーケティングを取り入れたければ、今までのGoogleの検索広告やバナー広告から流入は無視して、SNSマーケティング、例えばInstagramのフォロワーだけの評価指標にして担当者に仕事をしてもらう必要があります。
2.体制を作る
そして、ここでもう1つポイントとしては、その新しい担当者には、SNSマーケティングしかやらない状態にするということです。他の仕事と並行して行うと「やらなきゃいけない状態にあるもの」という状態になりません。なので、人事配置としても「やらなきゃいけない状態にあるもの」という状態にする必要があります。
ここで、本人の意向をちゃんと聞かないと、すぐに転職されてしまったりするので、人事配属の伝え方やフォローの仕方はすごく丁寧にする必要がありますので、細心の注意を払って配属する必要があります。
そして、この新しい体制は、この体制任命したマネージャーが最終的な管轄することです。忙しいからと言って、見ていないと新しい取り組みから人が離れていきます。新しい取り組みというのは成功する確率は既存の活動より低いです。そして、成果も見えづらいために、何のためにやっているか?が現場はわからなくなります。
YKもずるいマネージャーをたくさん見てきて、かっこよく新しいこと始める宣言をするが、その現場が火事になっている時にマネージャーが忙しさを理由に不在になり、誰に意思決定をして貰えばよいか?わからない状態という事態をよく見てきました。そういう状態になると、プロジェクトが潰れます。
そして、会社にずるい人がいるんだなーと思ったのですが、責任を取りなくないマネージャーはだんだん現場に入って来なくなります。そういったマネージャーに出会ったらすぐ逃げることをオススメします
なので、こういう新しいことをする場合は、ちゃんと現場に入れるマネージャーを配属し、かつ責任者も忙しくても最優先に取り組める体制を作って始めることをお勧めします
3.KPIを早めにピボットする
新しいことをやり始めて、初めに設定したKPIでうまくいけば良いのですが、計画から見直す点というのがたくさん出てきます。その時の軌道修正が大事で、人間は「やらなきゃいけない状態にあるもの」しかやらないので、まずいと思ったら、指標をすぐ見直さないといけません。
そのために、先ほどの意思決定者やマネージャーが近くにいないとこのKPIの変更というのはスピード感を持って実行できないので、先ほどのような体制が必要なのです。
これが、スタートアップなどでいう「ピボット」です。企業経営における「方向転換」や「路線変更」を意味する言葉です。特にスタートアップにおいて、ピボットは「アイデアの特定部分(ビジョン)を軸足として、それ以外の部分を変更すること」をさし、これを素早く行えるか?が事業継続の鍵になります。
この「ピボット」は、メンバーの納得感もかなり重要になってくるので、かかるメンバーとマネージャーとの距離が近くなっていないと方向転換に時間がかかり、重要なメンバーが途中で抜けるという最悪の事態にもなりかねないので、気をつけながらおこなう必要があります。
まとめ
新戦略発表をしてもKPIを変更しない、また、KPIだけの変更など無意味とは言わないですが、両者が何のために存在しているのか?その本質を知らないマネージャーや責任者が多いのが現状です。現場で新しいことを進めてきた人は肌でわかるものですが、本だけ読んで理解した気になっている中年層というのが日本のサラリーマンには多い気がします。
ぜひ、両者をうまく使って、新しいものを日本から生み出してもらえればと思って今日はこの話を書きました。また、新しいことをする責任者には、その責任を最後まで取るという覚悟を持って新しいものを立ち上げてもらいたいというメッセージも込めており、上記を理解していなくて、新プロジェクトが失敗して、人が去る職場を見てきたこともあり、不幸な人間を増やさないようにするためにも、このことを知ってもらえればと思いました。
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