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トップダウンとボトムアップの使い分け方を解説

今日はマネジメントとして知っておくべき、トップダウンとボトムアップについてお話ししたいと思います。

みなさんは、トップダウンのマネジメントとボトムアップのマネジメントどっちが良いでしょうか?優秀な人であればあるほど、ボトムアップのやり方が良いと思うと思います。
ただ、マネージャーという立場において、常にボトムアップが良いかというとそうではありません。実はどっちが良いという2極化の議論ではなく、時と場合によって、使い分けたり、重みをどちらかに寄せたりするのが良いというのが私の考えです。


新しいことを始める場合は、トップダウンが良いです。立ち上げというのはスピード感が一番大事になり、議論をしている暇はあまりありません。詳しい人をトップに置き、その人の計画どおりに物事を進めないと物事が進みません。また、それをサポートする右腕の人にも協力な権限と能力が必要です。この条件が整っているときはトップダウンで進めることができると思います。

逆にそれ以外の場合にトップダウンをしようとすると組織に反発が起き、最悪の場合は何も進まず、メンバー、特に現場の優秀な人材が抜けるという取り返しのつかないことになり、再起不能で致命的なダメージを負うことになります。

新任リーダーの場合は、確かに能力を評価されてマネージャーに抜擢されると思いますが、その能力を過信し、メンバーとの能力差がそこまでない状態だと、多くの場合失敗します。

なので、マネージャー自身が能力や知識に不安を感じている場合は、できるだけボトムアップで進めるのが新任マネージャーの正しいスタート方法になります。

ボトムアップのデメリットはスピード感が圧倒的に落ちるということです。ただ、動き出してしまえば、後で追い抜くことは可能ですし、サラリーマンであれば、数年で異動ということが待っており、その後もメンバーの力だけで事業を継続していくかなければなりませんので、長期的や会社の未来を考えると圧倒的にボトムアップの方が多いです。

現在のビジネスは複雑で、さまざまな専門職の人で成り立っているものが多く、1人で全てを考慮しながらトップダウンで事業を行えるのはほんの一握りの人だけです。事実そういうのが、本当にできる人も見てきました。

ただ、令和の現在は、特に専門性を持っている優秀な人はひくて数多で、、良いオファーがそこらじゅうに転がっています。いかに優秀な人を会社に引き留めておくか?は事業にとっての最重要課題と言っても過言ではありません。そして、優秀な人が抜けるほど事業にとってマイナスなことはありません。
優秀な人は実はお金のために働いている問いことは少なく、世の中のためだったり、やりがいを重視しています。彼らから考えることを奪うとその時点で、彼らは賢いので、能力が腐ることを察知し、ロボットのように働くのではなく、人間として働くことを求めてその場を離れていきます。

そのことを踏まえて、どうしても急ぎたいというものだけトップダウンを現場に理解してもらいながら、多くは人間として、働く楽しさを奪わずに仕事のやり方を設計するのが、令和時代のマネジメントではないか?と思いますので、参考にしていただけると幸いです

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