過去の自分を目指さない
あなたは『過去を振り返りますか?』
過去を振り返ることは、とても大切。
これは私もそう思います。
ただ、過去の自分を目標にしてしまうと。。。
あなたの身体や心が『大変なことに』
今日は、その仕組みについてお話します。
ぜひ最後までご覧いただけると嬉しいです。
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このnoteは、ラジオ番組『大人の健康学院』のテキスト版です。
文字で楽しむのはもちろん、下記リンクより音声視聴もOK。
あなたのお好きなスタイルで、お楽しみください。
ラジオ配信は、こちら▼(※ただいま、音声の配信準備中)
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昔ほど、身体は動かなくなっている
昔はスイスイと登れた駅の階段が、今では半分程度で息が上がる。
こんな風になげく、40代は多いです。
残念ながら、これは多くの方に起こる老化現象です。
筋肉・関節・骨など運動機能を司る組織が、老化していくことで人の体は思うままに動かなくなっていきます。
筋肉の重量は、成人で体重の約40%に達します。
ところがその後、個人差はあるものの、40歳頃から年に0.5%ずつ減少。
65歳を過ぎると減少が加速し、80歳までにはピーク時に比べ40%もの重量低下が見られると言われています。
この現象は、もう少し詳しく見ると筋線維の変化とも言えます。
筋肉は、細い筋繊維というものが何本も集まってできている組織です。
ところが、筋繊維は加齢とともに本数が減り、しかも1本1本が細く 萎縮します。
その結果、筋肉量や筋力が低下するわけです。
同じく骨にも変化が現れます。
骨の重さや密度もまた、加齢と共に低下します。
栄養状態や運動量に問題のある人は、骨粗鬆症になることもあります。
無謀な決意はケガのもと
このように体が変わってく以上、昔と同じように動けなくなるのは当然です。
少し動いただけのはずなのに。。。
・息が切れる
・疲れる
・筋肉痛になる
こうしたことを当たり前のこととして受け入れることが、まずは大切です。
ところが、こうした変化を感じ取った人たちの中には、しばしば向きになって抵抗する人が、一定の割合で発生します。
・最近体がなまっている、これじゃだめだ
・昔の体力を取り戻さなくては
とばかりに、いきなりハードな運動を始める人が、少なからずいるのです。
これは、『体力作り』という意味では危険なアプローチです。
体は老化するので、昔の体力は戻りません。
『運動ですぐ元通り』というわけには、いかないのです。
昔通りを目指した一念発起はケガのもとなのです。
そして、運動しすぎて体力は消耗し、かえって疲れが増大する恐れもあります。
では、40代に適した運動とは、どのようなものでしょうか?
それは肥満にならない程度の運動です。
筋肉が落ちると、エネルギー消費量が下がります。
結果として、肥満になりやすく生活習慣病のリスクも増大します。
それらを予防するためには、やはり筋力を落ちるがままにさせないことが大事。
筋肉量や骨量の低下は止められはしないものの、体を動かすことで下り坂のスピードを緩やかにすることならできます。
なので、やりすぎない程度に適度に動こう。
とはいうものの、この『適度の基準』もまた人それぞれ。
体力や運動経験の有無によって、その人に最適な運動方法は違ってくるのです。
では、どうやって適度を見つけていくのか?
その方法は、あらためてお話します。
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