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日本企業のダイバーシティ経営とは

お疲れ様です。
けいえす(35歳)です。

時間が経ってしまっておりますが、先週7月29日に放送されたWEEKLY OCHIAI「日本企業のダイバーシティ経営」についてつぶやきます。

WEEKLY OCHIAI、TheUPDATE、OFFRECO. など、News Picksのコンテンツ放送後に、妻と感想や意見を言い合うのが最近の習慣となってきている。

「あれは共感できた」「それってどういう意味?」「やっぱり及川さんいいね!」などなど。夫婦であっても、違う人間なので、同調する意見もあれば、ぶつかることもよくある。

今回の「日本企業のダイバーシティ経営」に関しては、大企業でばりばり働くいち女性としての意見が聞けたので、妻的目線でのつぶやきも載せたいと思う。
※あくまで大企業でバリバリやっている女性目線ですので、その点ご了承ください。また妻の勤め先の会社での体験談であります。

つぶやき1(妻的目線)

そもそもダイバーシティ以前の問題で、大企業(妻の勤め先)に勤めてる女性社員はオジサンや周りからチヤホヤされて、そのポジションに甘んじている女性社員が総じて多いと感じているらしい。もちろん全員が全員そうではない。

チヤホヤされる立場が心地いいから、多少の職務における区別というか差別のようなものがあっても、「まあ、いっか」と深く思考し、自身のキャリアに対して不感症になっている。

企業の中においてそのようなポジションが求められていると理解(誤認)してしまい、全体の中に同質化している。男性社会において、そういった女性としての立ち振る舞いや役割を演じることに甘んじている女性が多く見受けられるそうだ。

つまり、社会に出る前からこれは男性の役割、女性の役割と無意識の中に刷り込まれている。決してその女性が悪いわけではない。逆にその立場をうまく利用して、自分のポジションを築いたり、やりやすいように仕事をこなしている人も多くいる。

そのため、妻の会社含めて日本企業において女性役員は先進諸国と比べて圧倒的に少ない。どういうことかと言うと、管理職や役員は私(女性)の役割では無い、とどこか無意識の中に刷り込まれている。

また、「女性枠」なる管理職への特急券があったとしても、オジサンたちに同質化し、オジサンたちからちやほやされるがまま特急電車に乗ってしまったものだから、その実力が伴わないまま昇級してしまう。結果、周りや部下から「女性枠だからね・・・」と負のスパイラルへと一直線である。

これが妻的、日本の大企業におけるダイバーシティの課題の一つである。

つぶやき2

また、これは日本が遅れているのが問題なのではあるが、ダイバーシティを取り上げる際に、どうしても「男」「女」と性別的な観点でしか語られておらず、年功という日本が抱えている大きな課題を取り上げられるケースが少ない気がしている。

どうしても会社の中でのボリュームゾーン(40歳~50歳台)が中心となり、20年以上同じ場所に留まっている人たち全体で一体感のある同質化が起きてしまっている。

落合さんも言っていた通り、同質化をすることが絶対悪ではなく、多様性と同質性の間で振り子の状態でいることが望ましい。常にどちらか一方ではなく、必要に応じバランスの良い状態に身を置く。

私の会社も似たような状態ではあるが、最近ではかなり20~30歳台のボリュームが増してきた。ただ上の年代と上手く多様性を構成できているかと言えば、それはNoだ。見えない壁を感じる。

ただ、我々若年世代もその中で同質化してしまっていると最近は感じる。やはり似たもの同士で寄ってたかって、はよろしくない。もっと多様な人たちと交わっていかねば、我らも将来は同質化したオジサン集団になってしまうだろう。

オジサン集団を諸悪の根源のような表現をしてしまっているが、若者中心とした多様性が是ということでは必ずしもない、ということを断っておきたい。

つぶやき3

性別と年代という2つの日本企業・社会の抱える非ダイバーシティについての考えを書いたが、そこに対しての的確なソリューションは私の中には無い。

無意識の中に刷り込まれてしまっているならば、無理やりにでも意識的に行動をするしかない。やり過ぎというぐらいに。

この2点を乗り越えた先に、先進諸国が抱えているジェンダーや宗教、人種などの課題が待ち受けているのだと思う。ただ、島国日本にいると、なかなか宗教、人種といった問題に直面する機会が少ないのも事実である。そのため、多様性という点において日本人が遅れているのは致し方ないことなのかもしれない。

つぶやき4

我が家では毎週日曜日のサザエさんを極力見せていない。

この件に関しては、だいぶ前から夫婦間で珍しくベクトルがそろっている。サザエさんこそ前時代的な価値観を子供達に植え付けてしまうアニメーションであり、令和の時代になっても中身をアップデートしようともせず、悪影響を及ぼしかねないという結論だ。

男は外で働き、家事は一つもできない。
女は家を守り、主婦の鏡を主張。

一時、あまりの時代錯誤感に腹が立ち、二人で突っ込みをいれまくっていた。それ以来、極力見ないようにしている。所詮アニメではありますが・・・。


一人でアレコレ考えるのも好きではありますが、声を出して対話することで、色々と新しい気づきのある回でした。


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