マンチェスターのゲイパレードに参加してみた!
8月第3週目の金曜日から翌月曜日まで、マンチェスターでは毎年、''Manchester Pride''と呼ばれるフェスティバルが開催されます。
このお祭りはLGBTQの啓発を目的としており、街中がLGBTQの象徴であるレインボーカラーに染まります。レインボーフラッグはダイバーシティを意味しているそうです。
ところで、LGBTQのQは何を意味するかご存知でしょうか。
Lはレズビアン、Gはゲイ、Bはバイセクシャル、Tはトランスジェンダーということは皆さんご存知かと思います。
Qは''questioning''の頭文字であり、「自分の性について探している状態」を意味するそうです。
他にもLGBTQIAやLGBT+など、他の表記もみかけます。現代では、LGBTだけにとらわれず、さまざまな性のありかたを含めたLGBT+という表現が適切なのかもしれません。
今回のパレードでは、LGBT+の方だけでなく、多くの会社や大学、警察官やパイロットがLGBT+の支援者としてパレードに参加し、パフォーマンスを繰り広げました。
↑女性のチャリティ団体
↑警察官
↑おかまバーの人かな?
↑消防団
中には「トランスジェンダーに人権を!」と叫ぶLGBT+の団体もありました。観客もLGBT+の方々が多かったように思います。きっと他の都市からも集まってきたのでしょう。
マンチェスターにはゲイビレッジが存在し、カナル・ストリートと呼ばれる中心街には多くのゲイバーが並んでいます。LGBT+の方を含め、世界中から観光客が集まってくるそうです。
マンチェスターはイギリスの中でも移民が多く、人口の20%以上を非白人が占めています。
私も実際に住んでみて、様々な人種の人に出会います。アジア人だからといって差別的な目で見られることはありません。(ほかの国で辛い思いをしたことがあるので、この点は本当に助かります。)
LGBT+の先進都市であり、移民に対しても寛容的で、この街はなんと多様性に溢れていることか…。素敵すぎる…。
パレードで、LGBT+の方々が輝いている姿を見て、なんだか泣きそうになってしまったんですよね。なんでだろう。笑
日本にいると、たまに窮屈に感じることがあるんです。みんな同じじゃないといけない!という、無言の圧力を感じる瞬間があって。
そういう気持ちが心のどこかにあったからこそ、今回のパレードは感動しました。「自分の好きなように、自分らしく生きる」、そんな姿を彼らが体現していたような気がするんです。
まだイギリスに来て一週間しか経っていないのに、どっぷりイギリスの文化に魅了されています…。良い体験ができたな~。