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ダイレクトコミュニケーションのススメ

今日はダイレクトコミュニケーション、通称ダイコミについて語ってみます。

弊社ではダイコミってもはや一つの固有名詞になってるような季節の恒例行事。皆さんの会社でもやってます?
要は、組織長と一般社員の対話会です。

日常の業務でやりとりするのって2〜3階層くらいに閉じることが多いじゃないですか。新入社員だったら主任・係長〜課長くらいまでで、なかなかその上の階層と話をすることができない。
なので途中の管理職を抜きにして、一般社員が聞きたいことをトップに直接聞いてみよう!という素敵な企画ですね。

私の部門でも昨年の立ち上げ直後からやってましたが、初期はほぼお互いの自己紹介に終始してあまり深い話ができませんでした。
なので上期の締めにあたる今回のタイミングでは4-5人ずつにグループ分けした社員と私、ノーアジェンダ・ノーファシリテーションで1時間好きなこと聞きまくってくれというスタイルで実施しています。いわゆるタウンホールミーティング形式ですね。

大体初めの方は、好きな本、休日の過ごし方、自己研鑽のやり方、キャリアパス、トップが職場の皆に求めること・・・どのグループでも同じような質問がループするんです。様子見っていうかね。
よく聞かれるような質問は割と過去のnoteで書いてきたのでお時間ある時にどうぞです。

初めは恐る恐る聞いていた若手の皆さんも、ノってくると仕事も離れて面白い質問が色々飛び出してきます。
「これまでのキャリアで最大の失敗は?」
「職場でブチギレたことありますか?泣いたことありますか?」
「結婚の決め手は?今の夫婦仲は?」
「転職したいと思ったタイミングは?」
「今の職場に点数をつけるとすると?」
「東北人は好きですか?」
全部丁寧にお答えしています。
正直、言わなくてもいいこと言いすぎてるかも?
ヤバいやつは墓場まで持って行ってください。頼むよ。。。

こういう習慣のない職場の方からは、「なんだかんだ忖度された質問ばっかりになるんじゃないの?」と思われるかもしれません。
実際そういう側面もないとは言えませんが、一方で、「マジで何聞いてもいいんだ!」となればしめたもの。
ノーファシリテーションとは言いつつ、もうちょっと突っ込んで聞いてみたいなあと思われるような回答ができるよう心がけています。

そして1時間もするとだいぶ打ち解けて、皆さん感謝してくれます。
貴重なお時間ありがとうございましたと。
No way, that's my line!!
とんでもない。それはこちらのセリフです。

とかく若手の皆さんには勘違いされがちなんですが、別に上司って部下の上方互換ではないんですよ。
何もかも部下より優れている全知全能の上司なんて存在しない。そこには役割の違いがあるだけで、私が意思決定する1時間も、皆さんが作業する1時間も、同じ人間の費やす時間であることに変わりはないわけです。

特に東北では控えめで実直な方が多い土地柄もあるのかな。
上司や取引先の時間を取るということにものすごく抵抗感があって、直近の階層から慎重に根回しをする方が多い印象を受けます。さっさと決裁権限者に聞いてくれればもうちょっと違った手が打てたのに!なんてシーンにたくさん遭遇してきました。
同じように!私がこれだと思って意思決定しても、全く現場の事情にそぐわないということも起きえるわけです。現場のインプットがトップのアウトプットの質を左右するわけです。裸の王様怖いですよ。
Voice of Employees, Voice of Customers, Voice of Partnersがキモなんです。

弊社の経営幹部にはダイコミや1on1の時間を「等価交換」だと評してくれる人もいます。素晴らしい表現だと思います。
この等価交換が成立するには職場の心理的安全性が不可欠。

いかにして心理的安全性の高い職場を作るか?
ダイコミや1on1といったツールは相互にその効果を高めるものになるのは間違いないと思います。

もっともっと言いたいことが言えて聞きたいことが聞ける、そんな職場を作って、NTTドコモ東北支社スマートライフ部二期目の集大成見せてやりましょう。
職場の皆さん、関係者の皆さん、2024年度下期もよろしくお願いします!

p.s.
タイトル画像はAdobe Fireflyに頼ってみました。
プロンプト芸いまいち及ばず、まあ雰囲気は出てるかなということで。
「坊主・髭・眼鏡の部長が、4-5名の若手社員とオフィスでカジュアルなミーティングを実施している」です。




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